制作の過程です。制作にかかわった日数は9日ですが、暦日では2週間ほど。 |
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1日目 用紙はKMKケント紙#200・B3。表面が滑らかで比較的「硬く」、腰もあって、私には描きやすい紙です。 写真には15mmの方眼を入れてプリントし、用紙にも同じ方眼を薄く描き込んで、これを基準線として、左から右、上から下へ、紙を汚さぬよう注意しながら順次仕上げていきます。 用紙の右下の、後で切り捨てる部分に、濃度の階調を表すチャートを簡易的に描き込んであります。 |
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2日目 特にタンクには周りの景色の映り込みがあるので、余分なものは捨てて、光と影のイメージを働かせて描く部分です。また、タンクは単純な面をしていますが、それだけに光沢感や造形の美しさを表すのが難しい部分でもあります。 |
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3日目 絵を描くのに何が大切と言って、根気が一番。特にスボークは―――息を詰めて描く訳です。 照明の光に黒鉛が反射して、光の角度によってはっきり黒く見えたりやや白く見えたりするので、そのあたりにも注意。 |
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4日目 タイヤの楕円はほんの少しでもいびつになると、人の眼は正確なもので、すぐにわかります。 工業製品を描くとき、そういう円弧や平行、ピッチなどは「ごまかし」が利きません。形が決まっているものは、実は難しい。 |
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5日目 描いた面積としては余り増えていませんが、それは、シリンダーのフィンも根気で描くところだから。 実車ではフィンやタペットのキャップ、キャブレターなどに錆や塗装の剥がれなどありますが、絵の上では新車に近く「復元」しました。 |
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6日目 黒く塗装されているクランクケースは複雑で、影や汚れもあって写真からは形がはっきつかめません。描くところと潰してしまうところと、よく考えながら作業を進めます。 アンダーガードは実際には汚れや傷がたくさんあるのですが、それらは差し引いて、だいぶきれいに描きました。 ここまで来て、残るのはフォークと前輪だけですが、気持ちとしては『まだまだ』という気分です。 |
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7、8日目 二日を費やして、できたのはフォークとホイールだけ。良く言えば丁寧―――しかし、筆が遅いとも言える。 |
| 9日目 前輪のタイヤを描き上げて一応の完成。もうこのバイクで林道へ行くことはないので、ノーマルのオフタイヤから、ロードのタイヤに前後とも履き替えました。 方眼と汚れを消した後、じっくり見ていると、もう少しだけ―――気持ち、手を入れたいところが何箇所か・・・。 でも、きりがないのでいい加減なところで妥協して、完成ということに! |