「Air」私的解釈
「Air」は、やった人によってそのエンディングの解釈が違ってくる作品ですが、
自分も、一度考えをまとめたいと思い、自分なりの解釈を書いてみました。
始めに断っておきますが、私はこのエンディングは「ハッピーエンド」
正確には「ハッピーエンドへの始まり」だと思っています、そのあたりご了承下さい。
なお、文中の緑色の字は、
作品内でのテキストおよび作品で使われている歌の歌詞を使用させていただきました。
始めから核心から書きますが、最後の「少年」と「少女」は、「往人(柳也)」と「観鈴(神奈)」だと思います。
いろいろ考えたのですが、結局「少年」の台詞、「彼らには、過酷な日々を」と
エンディングの歌「Farewell Song」の歌詞の「僕らが残した足跡をいつまでも追っていた」
という一節を聴いたときに、この歌って「少年」の事を歌ったものなのかな?って思いました。
「少年」から見て「往人」と「観鈴」は「自分が残していった足跡を追っていくんだろう」って事だと思いました。
だから、あの少年は空から帰ってきた「往人(柳也)」でそのそばにいるのは「観鈴(神奈)」
ただ、2人とも記憶は殆どないでしょう、あの時「少年」は「ただ何となくそう思った」程度だと思います。
「神奈」の封印を解く方法は、全ての夢(記憶)を見て、最後に幸せな思い出(記憶)を見る。
その後、方術師が「神奈」の元へ行き、目覚めさせる事だと思います。
「観鈴」最後まで夢を見ましたし、最後は幸せな思い出(記憶)も出来た、
これは同時に、翼人が見る最後の夢(記憶)は幸せな記憶をという思いと、
翼人が星に送る最後の記憶は、幸せな記憶にしたいという思いも含まれます。
「往人」は空の彼方へ行く手段を手に入れ、空へと飛び立った、
そして、封印を解き、「神奈(観鈴)」と共に地上へと戻り、「少年」と「少女」として転生する。
時間がさかのぼっているのは、封印が解けた影響か「往人」か「神奈(観鈴)」
もしくは両者が、そう願ったからでしょう。
海で「往人」と「観鈴」を見た時の「少年」の言葉、
「彼らには、過酷な日々を」は、自分の体験を何となく覚えていたから出た言葉。
そして、自分に言った「そして僕らには始まりを。」その後の「無限の終りを目指して」は、
「これから始まる、新しい無限の終りに向かって」だと思います。
「神奈」の封印を解いだ時、この星から、星の記憶を司る者はいなくなり、
また、星に幸せな記憶を与え続ける者も居なくなるので、
「これからは、人間が星に幸せな記憶を与える新しい無限の始まり」なんだと思います。
もっとも、あの時点ではまだ翼人が記憶を与える時代なのですが、
翼人から人へ記憶を与える者が変わる時に、記憶を与える者が居なくなる「間」をなくすために、
あのときから「少年」の「無限」が始まったのだと思います。
ある意味、「神奈」の翼人としての役目を終わらせる「始まり」という意味も含まれているのかもしれません。
そして、最後の「さようなら」
また、エンディングの歌から取れば「そう、終りは別れとあるものだから、すべて置いていく」から、
かつての自分「往人」と、その時好きだった「観鈴」への別れと、
「翼人が星に記憶を与え続けていた時代」への、別れだったのでしょう。
だから、自分はここにそのときの思い出(記憶)はすべて置いて、
歌が「朝には日差しの中、新しい歌、口ずさんでいる」っと続くように、
新しい時に向かって、進んで行こうなんだと思うのです。
ところで、この「少年」と「少女」ですが、やっぱり「晴子さん」が言っていた「保育所の2人組」なんでしょうね、
そう考えると、「晴子」は「裏葉」の転生かな?って思いますね、
きっと、これからは3人で楽しく生きるんでしょうね、ちょっと「晴子(裏葉)」が年離れすぎましたが(笑)。
将来、「少年」と「少女」も保育所を手伝いをするようになって・・・とか想像すると、楽しいですね。
あと、「往人」と「母親」には血のつながりはないようですが、
これは、「神奈」を救うために一番適任の「柳也の転生」を「母親」は探していて、
それが、「往人」だったと思うのですが、どうでしょうか?
「母親」が「柳也」の事を知っていたのは、方術の力(往人よりかなり長けていたようですし)でしょう。
美凪と佳乃について
ここからは、感想になるのですが「美凪」と「佳乃」のシナリオについてです。
「美凪」のシナリオ好きです。あの「みちる」と「美凪」の願いを胸に旅を続けていくというのが好きです。
なんか、このパターンで続きが書けそうですしね。
バッドエンドも実は結構好きです。
「佳乃」のシナリオも好きです。特に全て解き終えた後に、一層好きになりました。
確かに、「神奈」の封印を解く手段を無くしてしまうのですが、
「往人」にとって「佳乃」は、「柳也」が「神奈」を思っていたぐらい好きだったので、
あのときに力を使い果たしても、誰も責めることはしないでしょう。
逆に、「佳乃」を見捨てて、「神奈」の封印を解いでも、「神奈」は喜ばなかったと思います。
それに、このシナリオによって、
必ずしも「封印を解くことを、強制させられていなかった」っとなるのが好きです。
確かに「柳也」にしろ「往人の母親」にしろ、「強制」はしませんでしたからね、
このシナリオで、「Air」の世界が広がったように感じました。
たしかに「神奈ファン」(実は私がそう(笑))には辛いものがありますが、
ここは、2人の思いが詰まった風船が、封印を解いでくれると思いたいです(楽観すぎますか?)。
最後に
感想まで書いてしまいましたが、これが今の自分なりの「Air」に対する解釈です。
歌詞も解釈に使用しましたが、まあこの辺りが「私的」ということで・・・
やっぱり「最後は幸せな記憶を」ならぬ、「最後はハッピーエンド」という、
自分の思いも、強く出た解釈です。
けど、自分としての究極至極のハッピーエンドは、
「神奈の封印が解かれた際、時間も遡って、神奈と柳也と裏葉が楽しく暮らしている。」
なのですが、まあこれも、自分の中では「アリ」だと思っています(理由付けはこの際どうでも良い(笑))。
他にも結構無茶な解釈を考えた事もありまして・・・例えば、
最後の少年少女は「ONE」の「浩平」と「ミズカ」で、あの世界は永遠の世界で、
少年と少女は、永遠(無限)の終りを目指し始めて、往人と観鈴は過酷な日々が始まった。
けどこれだと、永遠の世界を終わらせたのが、「往人」になるんですけどね。
「神奈」が目覚める時が、「永遠の世界」の終り。
「永遠の世界」は「思いの力」と「神奈の力」で創られていたという・・・
もっとも、今となっては他社さんの作品を持ってくるのも変ですし、
「少年少女」と「浩平とミズカ」とは、髪の色が違うという根本的な問題があるんですけどね(笑)。
けど、永遠の世界のパワーでその辺押し切っちゃえば、面白い話が出来るかも・・・やってみようかな?(笑)
後は、「往人」は「MOON.」の「名もなき少年」と同類で・・・ってこれ以上続かないのですが(笑)。
ただ、「往人」の容姿が似ていたというのと、「観鈴」の母親の名前が「郁子」と
「MOON.」主人公「郁美」と一字違いなだけで、思っただけなんですけどね(笑)。
こうゆう風に、終わった後も色々と想像出来る作品って、本当に楽しいですね。
「Air」をやって改めて思いました。
本当に良い作品です。自分にとっては、名作以上の名作になりました。
最後に、ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。
2000年9月17日 「Air」の音楽を聴きながら。
9月18日追加、修正分
昨日書いた、「Air私的解釈」で、追加修正が出てきたので書きます。
まず、「往人」と「往人の母親」が血の繋がりないと書きましたが、
健さんからの指摘により、「あることが分かりました」私の完全なミスです。
上の文のその部分は「忘れてください」(爆)
本来消したいところですが、まあ、自分への見せしめもかねてそのままとします。
ご注意下さい。
続いて修正。
時間がさかのぼっているのは、封印が解けた影響か「往人」か「神奈(観鈴)」
もしくは両者が、そう願ったからでしょう。
と書きましたが、その後の考えで、
「神奈」が完全な人間として転生するには、世界が翼人がいなくても良い世界でないといけない訳で、
(そうでないと、神奈が再び翼人の記憶を引き継ぎ、星に記憶を送らなければならないので、
同じ事の繰り返しになってしまう)
そのためには、そのままの時間で転生するわけにはいかず、
まだ自分(神奈)がいる時代に転生しなければならない。
ここで、柳也や裏葉のいる時代を選ばなかったのは、
1000年以上昔に飛ぶのは無理がありすぎるからか、
「往人(空)」のその時の記憶がない(もしくは観鈴のいる時代に戻りたかった)ので、
戻れなかったと思います。
私は、「往人」は「柳也」の転生と考えているのですが、
「Air」の世界では、「人間は記憶の引き継ぎはほぼ(完全ではない)出来ない」っと思うので、
他のゲームの例でいうと、「久遠の絆」や「痕」のように、前世を思い出すことは、まずないと思います。
ですので、2人は「往人」と「観鈴」が出会う、数年前に転生したかと思います。
以上追加、修正でした。