まえがき
アロエCD−R発行にあたって
アロエは日本では良く知られた多肉植物である。しかし、アロエが300を超える種を持ち、高さ20mに及ぶ樹木状の種から高さ数cmに満たない小型のものまで様々な姿をしていることは、あまり知られていません。
今回、ご紹介するアロエたちは以前日本多肉植物の会の会長であられた故.渡辺 昇氏とアロエ研究に生涯を捧げたといっても過言ではない故.肥田 和夫氏が数十年に渡り収集を続けたアロエを著者が引き継ぎ、原種保存のため管理しているものの一部をご紹介するものです。
アロエは現在、全品種がワシントン条約により、輸出入の制限がかかり、 ことにA.albifloraなど22品種についてはワシントン条約付属書Tによって厳しい制限がかけられています(1998年現在)。今後も絶滅の危惧される種も多く、人類にとって有用でかつ私にとっては身近な植物であるアロエの素晴らしさを皆様に知っていただくべく、両氏の意志を引き継ぎ、保存しているアロエを写真入りで簡単な解説をつけ分かりやすくまとめ、趣味でアロエを育てておられる方、アロエに興味を持ちはじめた方にとって、少しでも参考になればと考え、発行に至りました。


本CD-Rの構成

*アロエ辞典
品種の分類について
本CD−Rにおいては先に述べた、渡辺氏、肥田氏の分類、及び資料にもとずいて、画像データと照会し、収集したアロエの中から開花をみたものを抜粋、画像データとともに簡単な解説をつけました。

品種ごとのページにおいて記載されている項目について
1:品種名:画像データの上に記載されている、英文字が学名、品種名は日本語読みにて記載しました。(一部不明なものはカナ表記)。書籍によっては読みの異なる場合があります。

2:自生地:(原産地)参考資料より調査、不明のものは不明と記載してあります。

3:花期:保有アロエのデータが基本となるため、著者の観察による日本での開花時期です。気象情況により異なる場合があるので目安としてご覧下さい。

4:特徴:保有しているアロエは主に温室で管理されています。原産地とは異なる形質が出る事もあり、筆者の観察に基づいて記載されています。

*アロエの育て方増やし方
筆者の経験に基づき、アロエの栽培法を紹介しています。また、アロエの使用法についても多少記載しておきましたのでご参考にどうぞ。



著作権について
本CDにおける画像、文章の無断転載については営利、非営利を問わず、許可なく行う事を認めません。
画像データなどのすべての著作権は著者に帰属します。