秋冬に植えるコツ
アロエの植え替えは3−5月が最適ですが、ポイントを押さえれば真冬でも可能です。育てている方にも共通のところがありますからご参考にどうぞ。
もともと乾燥地帯で暑い場所が原産地ですから日照量の少ない寒冷期の植え替えの基本方針は、土に馴染ませて春の成長期の効率をあげるということになります。
10月までは気温も足りており、春に次いでアロエの好む気候です。植替えや株分けにも向いています。
11月くらいになって気温が低くなってきたら、寒冷期を迎える事を意識する事が必要です。
以下の事に留意してください。
アロエは植え替えを行った場合には、根が土に馴染むまで2ヶ月、安定するまで半年ということを考え、来年の春からの成長期あわせる事を目標にします。
根がすでになじんでいれば、春からの育ちよく、春に植え替えるより有利な場合もあります。
下記に冬季の注意点を後述致します。
冬場のアロエのご法度
1)雪、霜、
直接当たれば枯死の可能性があります。
特に霜は根が傷むので致命的である場合があります。
霜があるところでは鉢植えにし、低温が予想される場合には室内、軒下に逃がす。ビニール袋などで簡易の菰(こも)をかけるなどして低温対策を行いましょう。。
2)氷点下の気温
アロエの葉は水分が全重量の95%
氷点下になれば凍結、葉の凍結、
枯死の可能性が出てきます。
水分を少なくしておけば、これら凍結の危険は随分確率を低くすることが出来るのです。
■水はきらし気味にして葉の溶液の濃度をあげることで対策とします。屋外の場合には雨の少ない冬季は好都合です。
冬の植替えメリットと注意点
冬場に新しい根をなじませて春先からの成長の効率がよくなる利点もある。
雪霜のある地方では、鉢植え室内が原則、
冬場は水分は切らし気味に
大きなものが凍結しにくい
表面積と体積の関係で、葉の大きな物ほど温度が下がり難く、凍結の危険が低くなります。根が張っているものも冬場に強くなります。
冬場は水を吸いにくいので、自己水分にての代謝を主とするアロエにとっては新規植え替えは大きなものが有利となります。
株分けは。基本、待ち
子株は低温に弱く、根も未発達なので、親株につけたまま越冬させるのが良好です。
30cm未満のものなら分離しない方がいいかと思います。
よく耳にする冬場の心配ごと
アロエは冬場になりますと、葉が赤くなる事があります。これは低温による障害なのですが、
葉の水分を少なくして溶液の濃度が高くなるとこのような現象がおきます。低温に対抗するアロエの自己防御機能なので正常な現象です。
葉先などは一部枯れるなどのことがありますが、凍結さえしなければ全体的には翌年の春には緑に戻ってきますので、紅葉みたいなものだと思っています。葉が落ちずに緑に戻るのがアロエのスゴイところ。
12月頃のアロエ農園の様子