展覧会 
via AURELIA 4(クワトロ)
ギャラリー・ティカ 
in鎌倉

2000/8/3〜13

自動車ジャーナリスト・歴史家の、
三重宗久氏から、
次のような興味深いお知らせをいただきましたので、
鎌倉へ出かけて行きました


●この真夏の鎌倉で、仲間が集まって小さな展覧会を開くことになりました。主題はランチア・アウレリアです。1950年のトリノ・ショーに登場したアウレリアは、今年で50周年となります。ヨーロッパでは、それを記念したイベントがいくつか開かれました。自分たちも何かの形で、アウレリア50周年の記念をしようではないかというのがこの企画の発端です。
この展覧会のvia AURELIA 4(クワトロ)は、本来の意味は、アウレリア街道4番地ということです。アウレリア街道というのは、ローマ時代に建設された道のひとつで、サン・ピエトロ寺院の近くを出発し、ティレニア海の海岸線に沿うように北上、ピサに向かいます。この時期のランチアは、アッピア、フラミニア、など、ローマ時代の街道名を車に付けたのでした。via AURELIA 4は、アウレリア街道4番地を示すのと同時に、アウレリアを通じた仲間4人を表現しています。

文献から、アウレリアGTにまつわるエピソードを拾うのは楽しい。ダイムラー・ベンツ社のスタイリング・チーフ、ブルーノ・サッコ氏が、「もしこれからの一生、たった1台しか車を持てないということになったら、あなたは何を選びますか」という小林章太郎氏の質問に、すっかりまじめな表情になって、ウームとしばし唸って、急に顔を和ませ「ランチア・アウレリアです」と答えたというエピソードや、大谷秀雄氏の、ヒンズー教の生死にかかわる重い逸話を引用しての、アウレリアB20についての熱い語りなど、楽しくなる。
因みに、小林章太郎氏は、同じ質問に、「1920年代末のランチア・ラムダ」と答え、ブルーノ・サッコ氏はホーと感嘆の声を上げて、あれはよい車ですと手を差し延べ、固い握手を交わしたと、限りなく楽しい場面が紹介されている。


さて、ギャラリー・ティカ駐車場には、ランチアブルーとクリームに塗り分けられた、カラリングの、正に、SUPERCG、Vol.35に紹介されているアウレリアが置かれていました。版画家、牧田哲明氏による、ヴィットリオ・ヤーノの肖像作品に迎えられ、会場はエンスージアスティックな雰囲気にあふれていました

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