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2002年1月〜2月  3月〜5月  6月〜7月  8月〜10月  11月〜12月
2003年1月〜2月  3月〜5月

2003年

10.28
 
炭化装置(15L、30L)の写真を更新しました。
 
熱は分子(原子)が活発な運動をしている姿です。分子の衝突や摩擦が熱になるのです。身体を温めるということは身体にエネルギーを注入することです。遠赤外線は電磁波エネルギーですが、風呂の場合は熱エネルギーを身体に注入するわけです。注入されたエネルギーが分子運動を一層活発化させ、身体を暖めていくのです。伊豆のある温泉には次のような文が掲げられています。「温泉は身体にエネルギーを入れる場所です。身体を洗うだけなら銭湯で・・」

10.24
 
同じ温度でも表面が滑らかなものは触ると冷たさを感じます。例えばガラスの熱伝導率は木材と同じくらいですが、触ってみると木材よりも冷たく感じます。ガラスの表面は滑らかなため指先とガラスの間に空気層ができにくいのです。空気は熱伝導率が極めて低い物質です。指先と相手の物質の間に空気があれば熱が伝わりにくいのですが、ガラスは表面が滑らかで空気の断熱層ができにくく、指先の熱は効率よくガラス面に吸い取られてしまうわけです。このように私たちは体温を基準にして熱さや冷たさを感じているのです。

10.20
 
20℃の部屋の木製家具に触っても冷たく感じませんが金属製の家具に触ると冷たく感じますね。どちらの温度も20℃なのにどうしてでしょうか?。この原因は熱伝導率の違いにあります。熱は高い方から低い方に流れます。指先の温度を30℃とすれば熱は30℃→20℃の方向に移動します。つまり「指先→家具」の方向に流れるわけです。これは相手が木の家具でも金属製の家具でも同じです。ところが金属は木材に比べて100倍くらい熱伝導率が高いのです。つまり金属は指先の温度を急速に奪うことになります。急激に熱を奪われた指先は冷たさを感じるわけです。木製家具も指先の熱を奪う点では同じですが、熱の流れが遅いのでそれほど冷たさを感じないのです。

10.13
 
お湯は放っておけばひとりでに冷めます。熱を大気に放出するからです。そして気温と同じ温度で安定します。言葉を換えれば空気を暖めるという仕事をするわけです。お湯は仕事をする能力(ポテンシャル)を持っているわけです。仕事をした結果、ポテンシャルを失い、エントロピーを増加させるわけです。熱力学第2法則(エントロピー増大の法則)は人間の身体についてもあてはまります。どんなに健康な身体も年をとれば老化して滅びるのです。老人が青年に戻ることはありません。変化には方向性があり、その反対に進むことはないのです。エネルギー供給が不要な永久機関はあり得ないし、不老長寿の薬もあり得ない、と熱力学第2法則は言っているのです。

10.9
 
熱は高い方から低い方に伝わります。反対に伝わることはありません。熱力学の第2法則は「変化には方向性があり、その逆は決して起こらない」と言っています。物事には進む方向が定められているわけです。「いったん変化したものを(周囲に何も影響を与えずに)元の状態に戻すことはできない」とも言っています。黒い液体と白い液体を混ぜると灰色の液体になります。灰色の液体を黒と白の液体に戻すことはできないわけです。白と黒の液体が混ざった液体は一種の「乱雑な状態」と考えられます。この状態を「エントロピー」が大きいといいます。エントロピーは「状態の乱雑さ」や「混乱」を表します。「物事は変化し、混乱はますます増加する」というこの法則は「エントロピーの法則」とも呼ばれ、社会や自然環境の混乱の増加を説明する論法としても使われています。

10.6
 
動植物の炭化物が吸着力を持つことは古くから知られていました。紀元前の資料にも木炭で水を浄化する方法が記されています。13世紀にはマルコポーロが砂糖の精製に木炭を使用したという記録があります。ヨーロッパではワインの脱色に動物炭を使用したようです。しかし炭化物の吸着力には限界があり、18世紀に炭化物の吸着力を高める賦活法が発明されました。賦活とは炭化物の吸着力を高めることで、炭化物に無数の穴を開け、表面積を大きくすることで吸着力を高める方法です。密閉した容器に材料を入れ、容器ごと火の中に入れておくと水蒸気が抜けて無数の穴ができます。これを活性炭といいます。活性炭の需要を増やしたのは戦争でした。第一次世界大戦で毒ガスが使用され、ガスマスクに使う活性炭の需要が一気に増えたのです。炭化物の利用法は活性炭以外にもいろいろ研究されています。

10.1
 2003年6月〜8月の記事は
他ページに移しました。
 
神社のお祭りは1日と15日、つまり満月と新月の日に行われていました。人々の意識と自然の摂理が一体化していたのです。ご先祖さまたちは宇宙の摂理にしたがって生活していたわけです。地球上の生物が月や太陽の運行の影響を受けていることはご存知の通りです。肌の細胞は28日周期で入れ替わりますが、これは太陽の自転周期とほぼ同じです。女性の生理周期29・5日は月の運行周期です。海に生きる漁師は月齢を見て海に出ます。月の満ち欠けが漁の成果に大きく影響することを知っているからです。昔の人たちはいつが満月でいつが新月かを皆知っていました。ところが明治の初めに旧暦が廃止され、グレゴリオ暦が制定されました。グレゴリオ暦で自然の運行を知ることはできません。少しおおげさですがグレゴリオ暦の制定以来、日本人は自然や宇宙を感じなくなってしまったのです。その結果、自然の摂理は無視され、効率だけに価値を求める社会ができあがったのです。環境問題を考える上でも暦(カレンダー)の問題は重要だと思います。朝日新聞の調査では小中学生の23%が生まれてから一度も朝日も夕陽も見たことがないと答えたそうです。これはチョットまずいではありませんか?

9.29
 
物体の温度は分子運動の激しさに比例します。物体の温度が高いほど分子運動が激しいわけです。しかし一定の温度中でも全ての分子が同じ速度で動いているわけではありません。速度が速い分子も遅い速度の分子もあります。一定温度の箱を中央で仕切って2つに分け、仕切壁に分子1個を通すだけの穴を開けておきます。そして速度の速い分子だけ穴を通して反対側の箱に移し、速度が遅い分子は追い返すようにすれば一方の箱は速い分子で一杯になります。速い分子で満たされた箱は温度も上がり、エネルギで満たされることになります。しかし分子を速度で選別することはできませんからマックスウェルはこれを悪魔にやらせることを想像しました。これをマックスウェルの悪魔といいます。マックスウェルの悪魔は分子を速度によって選別するはたらきをするものです。もし、このようなことが実際にできれば外部エネルギーが不要な永久機間が実現します。しかし、現在のところマックスウェルの悪魔は存在しないものとされています。
 

9.25
 
温浴は一定の温度で身体を温めるのが効果的ですが、浴槽の小さい家庭風呂では入浴すると温度が下がってしまう傾向があります。身体との熱交換によって湯温が下がるのです。お湯を沸かしながら入浴する方法もありますが、給湯口の熱い湯が身体にあたるとヤケドしてしまいます。つまり温度調整が難しいわけです。この点、銭湯や温泉などは湯温を一定に保つよう給湯していますから温浴療法には適しています。また家庭風呂や銭湯では身体を温めるのは湯温だけですが、温泉の場合はこれにミネラルイオンが加わります。イオン化したミネラルが身体の奥まで温めます。深い部分まで暖まった身体はすぐには冷えません。「湯ざめ」しないわけですね。温浴効果が長持ちすることになります。温泉が疲労回復や痛みに効果があるのはこのためです。

9.22
 
少し肌寒くなってきましたね。秋になると風呂が恋しくなります。風呂には身体を洗う目的のほかに身体を温める目的もあります。身体を洗うだけならシャワーでもいいわけですから、お風呂の目的は身体を温めるほうにウエイトがあるのかもしれません。身体を温めるということは身体にエネルギーを注入することです。お湯の熱エネルギーを身体に注入するわけですね。浴槽のお湯が熱を伝達し身体を温めるわけです。身体の温度が上がると細胞が活性化し身体の機能も活発化します。血流や新陳代謝も活発になり、疲労や筋肉痛の原因である乳酸などを排除し、疲労や筋肉痛を軽減するわけです。風呂の効果を高めるには適温のお湯に一定時間ゆっくり浸かることが重要です。痛い部分がある場合は、痛みの部分を暖めることが重要です。腰痛など身体の深部が痛む場合は、その部分が暖まるまでゆっくり入浴すれば効果があります。

9.19
 
家庭用生ごみ処理機は乾燥式とバイオ式の2方式に大別できるようです。乾燥式処理機の原理は生ごみの水分を蒸発させることです。一般家庭から出る生ごみの水分は平均で80%程度です。乾燥させれば重量は20%に減るわけです。一方、バイオ式はバクテリアによって生ごみを分解する方法です。生ごみの有機成分のうち炭素、酸素、水素を炭酸ガスや水(水蒸気)として排出し、一部はバクテリアに取り込ませるものです。乾燥式と違う点は有機物の分解も行うことです。最近は「完全消滅型」と称する製品も現れていますが、難分解性の有機物は当然残りますので投入量の90%が減量すればいいほうではないでしょうか。購入の目的が単なる生ごみの減量なら乾燥式、バイオチップを植物栽培等に利用したい場合はバイオ式がいいでしょう。
 

9.16
 
地球が誕生して50億年。生命が誕生して30億年です。現代人の祖先であるクロマニオン人が誕生したのは約3万年前のことです。農耕が始まる1万年前までは我々の祖先は狩猟して生きていたようです。農耕が始まると職業は農夫と猟師(ハンター)に2分化しました。数百年前に手工業が現れるまで職業は猟師が3万年、百姓は1万年続いたことになります。ハンターは自分自身で瞬時に判断し、行動しなければ獲物を追い詰めることはできません。一方、「隣百姓」という言葉があるように、農耕は隣の人と同じことをするだけで一定の収穫が得られます。自分自身で全てを判断をしなくても、栽培の上手な人のマネをすればいいわけです。人間には猟師型と農耕型の2つがあるといわれます。安定した時代には農耕型の人が適しています。混乱の時代にはハンター型の人間が適応力があるようです。現在のように混沌した時代には優れたハンターの出現が待たれます。

9.12
 
今年の中秋は9月11日でした。十五夜の月を鑑賞された方も多かったのではないでしょうか。月が地球に与える影響は大変大きいのです。汐の満引きが月の影響であることはご存知の通りですが、生物もまた月の影響を受けています。狼男の伝説はさておくとしてサンゴや海がめは満月に産卵します。女性の月経周期は満月から次の新月までの周期(月の公転周期:29.5日)と一致します。また平均妊娠期間は月の公転周期の9倍(29.5×9=265.5日)です。農業も月の影響を大きく受けていることは農事暦が陰暦であることからもよくわかります。漁師さんもまた月の運行には詳しいはずです。月が地球の生物に与える影響についてはまだよくわからない点がたくさんあるのです。

9.10
 
インターネットは「バーチャル空間」といわれます。それは一種の仮想空間であって現実の社会とは異なるものです。バーチャルな要素としてまずネットの匿名性があげられます。ネットで情報交換する人々には顔がないのです。IPアドレスは仮面のようなもので、それ以外には相手の名前や職業、住所などは一切わかりません。だから本音の意見も言えるわけですが、その反面、無責任な意見や情報も流せるわけです。人には仮面に対する憧憬があるようです。「ジキルとハイド」のように別人に変貌したい願望は誰にでもあるのではないでしょうか。なぜなら仮面を着けると好き勝手なことができます。仮面舞踏会のいかがわしさは出席者が顔を隠しているからです。インターネットは仮面舞踏会の世界です。非現実で無責任なことも許される空間です。困るのはバーチャル空間にのめりこんでいくと現実空間との境い目がわからなくなってしまうことです。空想と現実をゴッチャに考えてしまうと「ネット心中」のようなことが起こります。ネットには恐ろしい裏面があるのです。

9.8
 
唐辛子の保温効果は昔から知られていたようです。新田次郎著「八甲田山死の彷徨」にも厳冬季の八甲田踏破のため軍靴の中に唐辛子を入れるよう命じた指揮官がいたことが書かれています。唐辛子に含まれるカプサイシンが毛細血管を開き、血行を良くするため、足を凍傷から守る効果があるからです。寒い地方では一般的に知られた知恵だったのでしょう。唐辛子を靴に入れた兵隊は無事下山したそうです。このほかカプサイシンはアトピーにも効果があるようです。痛みの神経を刺激することでかゆみを抑える作用があるのです。カプサイシンと遠赤外線を組み合わせれば効果の高い防寒ができます。セラミックスとカプサイシンの相乗効果を利用する防寒衣料が発売され始めたようです。

9.4
 
唐辛子の入った辛い料理を食べると汗が出ますね。唐辛子を靴に入れておけば冬でも爪先が冷えません。唐辛子の辛みの主成分はカプサイシン(Capsaicin)という物質です。カプサイシンの辛みは味覚の神経ではなく痛みの神経を刺激しているので、味というより痛みを感じていることになります。胃や小腸で吸収されたカプサイシンは血液によって脳に運ばれ、内臓感覚経にはたらき、副腎にアドレナリンの分泌を促します。アドレナリンはエネルギーの代謝を高め皮下脂肪を燃焼させます。このため格別に運動しなくても汗が出てくるのです。カプサイシンは即効性があり、食べるとすぐに脂肪を燃やし始めるのでダイエットにも効果的です。唐辛子をたくさん食べる韓国や南米などでは肥満が少ないそうです。また血行を増進し皮膚を温める効果があり、市販の温シップなどにも使われています。

9.2
 
UVプリントの写真を追加しました。
これは紫外線によって発色する染料ですが、温度により発色する染料も完成しています。遠赤外線やマイナスイオンを放射する布地を「機能性繊維」と言いますが、これは光や温度により発色する「
機能性染料」と言えるかと思います。光や気温などの環境条件によって色や柄が変化する新しいファッションが可能になります

8.28
 
自然の状態でエネルギーを持つ鉱物にウラニウムや磁鉄鉱があります。前者は放射線エネルギーを、後者は磁気エネルギーを持っています。ただし、これらの鉱物は永久に一定のエネルギーを出し続けるわけではなく、時間の経過とともにエネルギーは減衰していき、最後にはエネルギーのない物質に変わります。トルマリンは自然な状態で電気エネルギーを持つ鉱物ですが、この電気エネルギーは永久に失われることがありません。結晶の両端にプラスとマイナスの電極を持ち、空気中のマイナスイオンをプラスの電極に吸収し、余ったマイナスイオンをマイナス電極から放出するというサイクルによって微弱電流を永久に流し続けます。自然状態でトルマリンは電気を流し続けますが、熱や圧力を与えれば電気エネルギーは増大します。用途によっては加熱したり、圧力をかけて使うことをお勧めします。

8.25
 
今年の冷夏の原因は、例年と比べて勢力の弱い太平洋高気圧がオホーツク高気圧を北に押し上げらず、このオホーツク高気圧の寒気が太平洋高気圧とぶつかり、気温を下げたり雨を降らせたりしたわけです。太平洋高気圧に元気がなかったのは偏西風が地球規模で蛇行したためでヨーロッパの熱波は日本の冷夏とウラハラの関係のようです。しかし偏西風の蛇行や、オホーツク高気圧の「居坐り」などの真の原因は完全にはわかっていないようです。しかし太平洋高気圧は西日本までは来ましたから、日本中が冷夏だったわけではなく、関東から北の地方が特に冷夏の被害を受けました。東北地方には冷夏5年説があり、今年ほどではないにしろ5年毎に冷夏が起こるというデータがあるそうです。冷夏で心配なのは作物の受ける影響ですね。宮沢賢治の詩にも「ヒデリノトキハナミダヲナガシ、サムサノナツハオロオロアルキ・・」とあります。夏はやっぱり暑いほうがいいですね。

8.22
 「
UVプリント」を製品に追加。
衣服の色や柄が変化すると面白いですね。「少し地味かしら。」「こちらは派手すぎるし・・。」などという迷いが少し減るかもしれません。屋外で似合うのは派手目な色柄ですし、室内では一体におとなしい色柄が似合います。屋内と屋外で色や模様が変化する染色ができれば問題は解決です。紫外線で発色するUVプリントをご案内します。この染色法を使って、どんなファッションができるのでしょうか。UVプリントに関心のある衣料メーカーさんはお問合せ下さい。

8.18
 
トルマリンは0.06mmAの電気を永久に流し続ける鉱物です。この電流が空気中の水分をイオン化する作用があります。水が陽イオンと陰イオンに分かれるわけです。陰イオン(マイナスイオン)は酸化を防ぎ、細胞を活性化するはたらきがあります。(「マイナスイオンとは」を参照下さい。)トルマリンが健康にいいとされているのはこのためです。トルマリンをナノメーターサイズに加工できれば身体の分子に直接吸収させることができます。また塗り薬などの医薬品も小さな粉末にすることができれば患部への吸収率が格段に向上します。ナノ粉末には広い用途があります。

8.12
 
原子の大きさは0.1nm(ナノ・メーター)、つまり10億分の0.1mです。原子の結合体である分子の大きさは1nm、身体の主成分であるたんぱく質の大きさは約10nmです。たんぱく質の集合体である細胞はμm(100万分の1m)のオーダーです。摂取した食物は歯で噛み砕かれ、胃腸で溶かされ、十二指腸から身体に吸収されますが、吸収されるべき栄養素はサイズが大きく、全体の4〜5%しか体内に吸収されません。腸の細胞は約10μm。栄養素の大きさが10μm以上なら吸収することができません。吸収すべきもののサイズをもっと小さくできれば100%の吸収も可能となります。ロスも少なくなります。つまり大きさと吸収効率は密接に関係しているわけです。もし化粧品の粉末の大きさが分子や細胞より小さくなれば、肌への吸収率も100%に近くなるでしょう。ナノ技術は世界を一変するでしょう。

8.5
 
樹木は1.5kgの二酸化炭素(炭酸ガス)と300kgの水を吸収し、3,750calの日射エネルギーによって約1kgのぶどう糖(炭素化合物)を作り出します。この際、約1kgの酸素が副産物として大気中に放出され、また吸収した二酸化炭素の半分(0.75kg)は呼吸として大気に放出します。つまり樹木は吸収した二酸化炭素の半分を固定しているわけです。樹木が死ぬとその成分は炭酸ガスとして再び大気に放出されます。この一連のサイクルをカーボンサイクル(炭素循環)といい、森林には空気中の二酸化炭素の増加を防ぐ作用があるわけです。

8.4
 
水質の汚れを表す目安にCODがあります。CODは(Chemical Oxygen Demand)の略で「化学的酸素消費量」という意味です。水中の汚染物は発酵・分解等のため多量の酸素を消費します。したがって水の酸素消費量は水質汚染の一つの目安になるわけです。CODが0ならきれいな水、2〜5は汚染がある状態、5〜10ならかなり汚れた状態、10以上は汚水、という区分です。魚は水の酸素成分をエラで取り出して体内に吸収します。水に含まれる酸素はもともとわずかです。だから水が汚れると魚は呼吸できなくなって死んでしまいます。河川や海を汚染する主な要素に生活排水があります。みんなが合成洗剤の使用を少し控えるだけでもCODは改善されます。

7.31
 
ハン・スーインは中英混血の女医さんです。中国に生まれ、国民等の軍人と結婚、夫が戦死すると医者を志し英国に留学、卒業して香港で勤務医になりました。1950年頃のことです。映画で有名になった[慕情]」はこの人が自伝的に書いた小説です。この小説の中で恋人のマーク・エリオットがスーインに言います。「あなたは強い人だ」。スーインは答えます。「いいえ、あなたの方が強い。あなたは優しい。優しさより強いものはこの世にありません」。自分の力で試練を乗り越えてきたハン・スーインの言葉です。レイモンド・チャンドラーの小説[長いお別れ]も1950年頃の作品です。この中で主人公のフィリップ・、マーロウが言った「男は強くなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格がない」という言葉は今でも有名ですね。優しさは他人への思いやりです。自分のことだけ考えないということです。50年前の人たちと比べ、我々は強くなったのでしょうか。

7.28
 
健康とは「何事に対しても前向きの姿勢で取り組める精神および肉体、さらに社会的にも適応している状態」とWHO(世界保健機構)は定義しています。つまり健康とは単に肉体的な面だけではなく、精神面や社精神面や社会適合面でも健全な状態でなければならないわけです。自殺者の増加が最近話題になっていますが、これは精神面や社会適合面の問題のように思われます。肉体的に健康な人でも心が病気になれば生きていけません。ミヒャエル・エンデ作の「ネバー・エンディング・ストーリー」では人類を滅ぼすのは”全てを呑み込み、跡には草木一本残さない「虚無」”です。不況やリストラなど深刻な状況が続きますが、現状を絶対的と考えたら救いがありません。こういう状態では心に虚無が忍び込みます。現状は相対的なものだから「何とかなるサ」と考えれば行動のエネルギーが生まれます。

7.23
 
環境省は毎年全国の海水浴場の水質検査を行い、その結果を発表しています。(平成15年度水浴場の水質検査結果
本年度は1万人以上の海水浴客が見込まれる809の海水浴場について検査。水質AA(特に優れている)と認定された海水浴場は423(52%)、水質A(良好)に認定された海水浴場は254(32%)、水質B(可)の海水浴場は132(16%)でした。この水質検査では採取した海水100ml中のふん便性大腸菌の数、油膜の有無、COD(汚染物質の程度)、水の透明度などが調べられます。水の流れがあり、生活排水の流れ込まない海水浴場は比較的水質が良いようです。

7.21
 
木材に火を付けると燃えてしまいますが、木材を蒸し焼きすると木炭になります。木炭には白炭と黒炭の2種類があります。黒炭は600〜800℃で蒸し焼きしたもので、火付きはいいですがすぐに燃えてしまいます。白炭は1000℃以上で1週間以上蒸し焼きしたもので硬度は20くらいになります。鉄にほぼ匹敵する硬さですが、有機成分がほとんど分解放出され、炭素成分が95%以上になるためです。木材は電気を通しませんが、炭素成分の多い白炭は半導体です。電磁波遮断効果が高いといわれるのはこのためです。また木炭にはアルカリ成分が多く含まれており、水に漬けると水質をアルカリ化します。白炭の用途はこのように広範ですが価格が高いのが難点といえます。1トンの木材から採れる白炭はわずか30kg程度です。

7.18
 「
超音波・野菜クリーナー」を製品に追加しました。
 「
その他の製品」の中で古い製品を削除しました。

 
中国では野菜を洗えない洗濯機は売れないそうです。農産物の一大輸出國である中国でも残留農薬の問題は深刻になっています。良い野菜を栽培するために化学肥料や農薬を使うわけですが、生で食べる野菜などの場合は、知らずに農薬も食べてしまうことになります。よく洗うことで残留農薬はある程度除去できますが、レタスやキャベツ、ぶどうなどは手洗いが困難です。洗剤を使う方法もありますが、そうなると今度は洗剤を食べることなります。野菜クリーナーは洗剤を使わずに野菜を洗う装置です。

7.16
 
電気を通す物質(金属など)を冷やしていくと、ある温度を境にして電気抵抗が突然0になります。通常の状態では金属の原子は熱振動を行っており、物質の中を流れる電子の流れを邪魔しようとしています。ところが超低温になると2つの電子がペアになって一定の方向に流れ出します。この状態になると原子に邪魔されることはもうありません。この状態を超伝導といいます。超伝導状態では電気抵抗が0になるため髪の毛よりも細い電線で膨大な電流を流せます。電信柱の上にある大きなトランスもポケットに入るサイズになるでしょう。問題は超伝導状態を作るのには極超低温が必要なことです。水銀を超伝導にするにはー270℃に冷やさなければなりません。常温に近い温度で超伝導を起こす材料の研究が世界中で行われています。

7.14
 
もうすぐ海水浴のシーズンです。ところで人間の身体と海水は成分がほとんど同じだということをご存知でしょうか。酸素、水素、炭素、塩素、ナトリウム、カルシウム、カリウム、硫黄など主要成分のほとんどが一致しているのです。お母さんの胎内で赤ちゃんを育む羊水も海水と成分がよく似ています。海水1kgに含まれる塩分は約30g。涙の成分とほぼ同じです。そういえば汗だって塩っぱいですね。人類は海から生まれたという説はどうやら本当のようです。もともと海に棲むイルカなどを除くと海水浴を好む哺乳類は人間だけです。塩がなければ人間は生きられません。身体の塩分は汗や便として毎日排泄されます。減った分だけ補給しなければなりません。私たちの身体は小さな海なのです。

7.9
 
温度が高いということは分子運動が激しいということです。氷に熱を与えると水になるのは分子運動が速まって分子間の結合を切り離して動き出すためです。水を加熱すると水蒸気になるのは、分子運動がさらに早まり分子間結合を完全に切り離して空中に飛び出すからです。容器に封入した気体に熱を与えると圧力が増すのは、気体の分子運動が活発になり容器の壁を激しく押すためです。19世紀、ブラウンという学者は水の中で花粉が不規則な運動をする現象に気がつき、これを「ブラウン運動」と名付けました。当時はその原因がわからなかったのですが、20世紀になると水分子が花粉に不規則に衝突してブラウン運動を起こすことがわかってきました。そして熱の正体も分子運動であることがわかりました。

7.7
 
1945年、広島と長崎に原爆が投下されました。2つの原爆は種類が異なります。広島に落ちた原爆はウラニウム型、長崎はプルトニウム型でした。広島型原爆の重量は4トン、長崎型は4.9トンありました。このように重い爆弾を運べる飛行機は当時B29という戦略爆撃機しかありませんでした。第二次大戦後、核兵器の小型化は更に進み、1980年代には重さ30kgの超小型核爆弾も登場しています。人間が直接携帯できる大きさです。爆弾の材料も鋼鉄からチタンに代わり、近い将来には小銃で発射できる「核弾丸」すら現れるかもしれません。ポケットやカバンに入れて簡単に持ち運べ、世界のどの都市でも爆発させることができるわけです。こういうテロを防止することはほとんど不可能です。小型化はテレビや携帯電話だけにとどめたいですね。

7.4
 
家庭用洗剤の販売量は1990年で1,640万トンだそうです。このうち合成洗剤は1,090万トン、界面活性剤(柔軟仕上剤やリンスに使用)は35万トンです。国民一人あたりの使用量は年間4.5kgにもなります。動植物油が主原料の普通の石鹸は川に流すと1日で分解し、界面活性作用はなくなり微生物や魚のエサになります。ところが合成洗剤は1ヶ月経っても20%程度しか分解されません。つまり自然の浄化力では歯が立たないわけです。このような合成洗剤や界面活性剤が毎日3万トンも家庭から川や海に流されているのです。この結果、海が汚染され魚や微生物が急速に減少しています。自然を守るためには家庭から排出される洗剤を減らすしかありません。洗剤を使わない工夫が必要です。(遠赤外線・洗濯ボール

7.3
 
「遠赤外線・洗濯ボール」を製品に追加。

7.2
 
2003年3月〜5月の更新情報を別ページに移しました。

 混沌とした時代は終末論が流行ります。ヨハネの黙示録を下敷きにした終末論が多いようです。キリストの使徒ヨハネはローマ帝国によって紀元1世紀の終り頃エーゲ海の小島に流されました。キリストの使徒たちは十字架にかけられ、首を切られ、生きたまま皮をはがされ、あるいは槍で突き殺され、この頃はヨハネだけが生き残っている状態でした。ある日、復活したキリストがヨハネを訪れ、これから起こる事柄を告げて、これを書き写すよう命じました。これが「ヨハネ黙示録」といわれる書で、将来起こる戦争、飢饉、悪魔の支配、世界の終末(ハルマゲドン)、神の勝利などについて述べられています。この書がキリストの黙示によるものかどうかはさておくとして、最後の勝利者は神であり、信仰は生命より重いと教えたことは間違いないようです。

6.25
 
国語世論調査の記事が新聞に出ていました。この中で「あれッ?」と思ったのが「流れにさおさす」という慣用句の解釈です。私はこの言葉を「流れに逆らう」という意味に解釈していましたが、正解は「流れに乗ってスイスイ行く」ということだそうです。40代の6割、50代の7割が私と同様の誤った解釈をしているそうです。となると、この言葉を正しく使った場合、10人のうち6〜7人の相手から「コイツは言葉の使い方を知らない」と思われることになります。だからといっていちいち説明するのも面倒です。どうしたらいいでしょう。意志の疎通という目的から考えると、正解とか不正解という判断ではなく、メジャーな解釈に従うほうがいいように思うのですが・・。

6.23
 
酒を飲むと陽気になるのは脳細胞が麻痺するからです。私たちの脳には理性と本能がありますが、通常は理性が本能を抑え込んでいます。酒を飲むとアルコールが理性(大脳新皮質)を麻痺させ、抑え込まれていた本能が現れます。自制心が薄れて気分はハイになります。飲みすぎて失敗するのはこのためです。しかし適度のお酒はストレスや緊張感、不安感を和らげてくれるため、むしろプラスの効果が多いとされています。精神安定剤を飲むよりもはるかに健康的です。酔うことを現実からの逃避と考えることもできますが、精神の修復であると考えることもできます。酒は心を開放し、閉塞状態に置かないようにする効用があります。

6.20
 
SARSが気になり空港でマスクを買いました。1つ買うつもりが2個入りしか売っていないので、仕方なく2個入りを購入しました(1500円)。出張先にSARSはありませんが機内が少しヤバイかなと思ったのです。マスクを付けてシートに座っていると周りの人が私を見ています。周りを見渡してみるとマスクをしているのはどうやら私一人だけです。「マ、いッか」とさりげなく新聞を広げて読んでいると、そのうち少し息苦しくなってきました。あのマスクは目が詰まっているのですね。これには弱りました。いまさらマスクを外せば周りの人は不安に思うでしょう。少し自虐気味になり、おしぼりを持ってきてくれたスチュワーデスに「謝々」と言ってやろうかなどと考えました。そのうち食事が出てマスクを外せましたが、隣の人はいつの間にか別の席に移っていました。おかげでゆったりと座れましたが、SARSマスクは周りをよく見渡してから着けるほうがいいようです。

6.18
 
密室にいた人間が消えてしまいました。司祭は「悪魔が連れ去ったのじゃ」と言います。科学者は「分子の崩壊かもしれない」と説を述べます。隣のおばさんは「誰かが鍵を開けたのサ」いいます。この場合、最も可能性が高いのは隣のおばさんの説です。「最も単純な説明が正しい」。これは14世紀の哲学者オッカムという人の言葉です。オッカムは「不必要に実体の数を増やしてはならない」とも言っています。悪魔や分子崩壊の仮説は、わからないことの原因を、もっとわからないことで説明しようとするもので、つまり実体の数を増やすものです。同じ程度の説得力を持つ二つの理論がある場合、単純な理論の方が正しい場合が多いと述べています。実体の数を削り落すこの理論は「オッカムのかみそり」と呼ばれ、今でも説得力を持っています。

6.16
 
活況だった韓国経済が低迷し始めました。ノ・ムヒョン大統領の政策に原因があるようです。ノ・ムヒョン氏は若い人たちの支持を集めて当選した、どちらかと言えば進歩的で誇り高い政治家です。選挙中は米軍の基地撤廃もにおわせていました。ノ・ムヒョン氏当選後、ストライキが多発し、政府は中途半端な対応を続けています。これに嫌気がさした海外投資家は韓国から資金を引き上げ始めました。また北朝鮮の脅威に全世界が注目する中で米軍基地の撤廃という政策も投資家の不安をあおったようです。大統領に信念がなければ困りますが、拙速な政策も問題です。大統領には国益を守るという大事な使命があるからです。信念をとるか国益をとるかではなく、その両方を満足させるのが優れた大統領です。ところで韓国の東にある国には、それができる優れた政治家がいるのでしょうか。

6.9
 
携帯電話機の電磁波が人体にどのような被害を及ぼすか、についてはまだ正確にわかっていません。X線やガンマ線のような波長の短い電磁波が危険なのは主に電離放射作用によるものです。携帯電話機に使われているマイクロ波のような波長の長い電磁波に電離作用はありません。人体に与える影響は主に発熱作用です。とは言っても携帯電話で長時間話したり、パソコンを長時間続けると身体がダルくなるという人が多いのも事実です。現代ではパソコンも携帯電話も必需品です。使うのをヤメルわけにもいきません。とりあえずの自衛策として次のような方法があります。@身体からできるだけ離して使う。A携帯電話はアンテナを伸ばして使う。B子供にはできるだけ使わせない。

6.4
 
従う者には褒美を与え、従わない者に恐怖を与えるのは独裁者の常套手段です。このやり方は神と同じです。つまり独裁者はカリスマ的です。「褒美が恐怖、どちらかを選べ」と言われたら大部分の人が褒美を取るでしょう。これはゲーム理論で述べた通りです。しかし実際にはどちらを選んでもロクなことにはなりません。独裁者は神ではないからです。ネロ皇帝もヒトラーも滅びました。カリスマ的ではあっても本当のカリスマではなかったわけです。それでも我々人間はカリスマに憧れます。つい最近もサリンを撒いたカリスマがいました。その教祖は宙に浮くことができるそうです。それを実際に見た人はいるのでしょうか?

6.2
 
カリスマとは超日常的な資質のことです。早く言えば奇跡を表す能力のことです。キリストや釈迦は触れるだけで病気を治したそうですからカリスマがあったようです。我々人間はこういう超能力には弱いですね。宗教が続いているのは神が絶対的な能力を持つからなのかもしれません。神は人に慈悲を施しますが不信心者には罰を与えます。神はやさしい反面、恐ろしい存在でもあるわけです。神の存在を理論的に証明することはできません。要するに信じるか信じないかです。往々にしてインテリがカリスマにハマルのは、それが理論とは最も遠い存在だからでしょう。

 


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