2001年3月〜8月の記事
2001年9月〜10月の記事
2001年11月〜12月の記事
2002年3月の記事
2002年
2.28
電磁波はどのようなしくみで発生するのでしょうか。電気を流すと電流の方向に対して右ネジ周りに磁場が発生します。電流の向きを変えると磁場の向きも逆になります。磁場の向きが変ると、磁場の変化を打ち消す方向の電場が発生します。電場が水平軸とすれば磁場は垂直軸に起こります。水平軸の電場と垂直軸の磁場の振動が交互に空間に放出されるわけです。このような振動(波)を電磁波と呼んでいます。
2.27
電磁波は電場と磁場の変化を伝える波です。一般的に物質は同数のプラスとマイナスの電荷を持っています。プラスの電荷を失った物質はマイナスに帯電します。マイナスの電荷を失えばプラスに帯電します。電気的に変化した空間の状態を電場といいますが電磁波は電場を変化させる波です。磁石はN極とS極が引合い、同極同士は反発します。磁気によって変化した空間を磁場といいますが、電磁波は磁場に変化を与える波でもあります。つまり電気と磁気、両方の性質を持っている波が電磁波です。(英語ではElectromagnetic
Wave。)
2.26
「ハニカム触媒」のページを更新。
歴史は盛者必衰を示しています。栄えたものは例外なく衰えています。繁栄の持続には自己変革が必要であることも歴史は教えています。流れに逆らってもムダです。流れに乗って進む方向を決めなければなりません。我々は自己革新を遂げられるでしょうか。
2.25
ガスストーブやエアコンは空気を暖める暖房です。暖まった空気が身体に熱を伝えます。つまり熱は身体に直接伝わるのではなく、空気を媒介して身体に伝わるわけです。遠赤外線は空気を暖めません。遠赤外線を長時間放射していると部屋の空気が暖まりますが、それは遠赤外線によって身体や家具の温度が上がり、その熱が結果的に空気を暖めるからです。
2.23
「あなたの子供に台湾を見せたいから私が動けるうちに連れて来なさい。」という手紙をもらいました。5年前のことです。娘は当時2才でしたから連れて行けません。手紙の主は半年後に78才で亡くなりました。その方が住んでいた南投県捕里という町をいつか訪れてみたいとかねがね思っていました。先日、仕事で台中に行きました。訪問先の社長がホテルに迎えに来られ、車で工場を案内して下さることになりました。車の中で「工場は南投市です」とおっしゃるではありませんか。「捕里は遠いですか」「いえ工場からそんなに遠くありません。帰りに寄りましょうか?」。着いたのは夕刻で捕里の町はよく見えません。でも懐かしい香りのする夜風が迎えてくれました。
2.22
フリーラジカルは原子や分子ですが、リストラなどで企業を離れた方たちも一種のフリーラジカルと言えるかもしれません。企業は今まで優秀な人材を囲い込んできました。今は優秀な人たちが大量に放出されています。こういう人たちが対象物とぶつかって激しい反応を引き起こす可能性があります。組織は激しい反応を嫌いますが、ナニ個人の立場ならチットモかまいません。フリーラジカルは何かと反応して安定するのです。こういう人たちが新しい産業を起すかもしれません。気持ちが「守り」になっていなければですが・・・。
2.21
水素分子(H2)は2つの分子が電子を共有し、2つの電子をペアにして結合しています。これを共有結合といい比較的安定した状態です。この結合を切り離すとそれぞれのHは電子1つを持つことになります。つまりHはペアでない電子(不対電子)を持つわけで、この状態をフリーラジカルといいます。フリーラジカルは大変不安定で他の分子と反応しやすい状態です。フリーラジカルが他の分子と反応して次のフリーラジカルを作り、そのラジカルが更に次の反応を引き起こし、別のラジカルを作るという連鎖反応を引き起こすこともあり、フリーラジカルは言葉通りラジカル(過激)なのです。
2.20
水を暖めると蒸気になります。なぜ液体を熱すると気化するのでしょう。分子結合がゆるい状態が液体ですが、液体を熱すると分子運動は更に激しくなり、隣りの分子との結合を完全に断ち切って空中に飛び出します。液体が気化する温度を沸点といいます。水が気化する温度、つまり沸点は100℃です。酸素の沸点は-183℃です。つまり-183℃以下にならないと酸素は液体になりません。だからいくら寒い北極でも我々は呼吸ができるのです。鉄の沸点は2863℃、この温度になると鉄もガスになってしまうのです。
2.19
固体を熱すると液化するのはなぜでしょうか。固体は分子同士が強固に結合されている状態といえます。エネルギーを与えると分子の運動速度が速まり、それぞれの分子が勝手な方向に動き出そうとします。この動きが分子の結合を切り離します。だからといって分子が空間に飛び出すほどではありません。分子の結合が緩んだ状態が液体あり、液体がどんな形状の器にもしたがうのは結合が緩いからです。
2.18
マグレガーは「Y理論」において人間の欲求には5段階あると述べています。
@生存の欲求 :今日食べるものが欲しい。
A安定の欲求 :明日もまた食べたい。
B向上の欲求 :もっと美味いものが欲しい。
C社会的欲求 :社会的な地位名誉が欲しい。
D自己実現の欲求 :自己を完成したい。
人間の欲求は@→A→というように段階的に進み@からBやCに直接進むことはありません。@〜Bは一貫した物質的欲求です。B〜CとC〜Dの間では欲求の本質が変化しています。日本人は敗戦の荒廃から一生懸命努力してBまでは到達しました。しかし欲求の本質を変えることができずCやDに進むことができませんでした。毎日美味しいものを食べているのにもっと美味しいものを欲したわけです。肥満者が過食を続ければ病気になります。バブルには必然性があったのではないでしょうか?
2.16
痴呆症のおばあさんは、おじいさんが死んでいることがわかりません。死後1ヶ月経っておじいさんは発見されました。おじいさんの傍らにはおばあさんが作った食事が置いてあったそうです。最近の新聞で読んだ記事です。悲惨な話ですが、幸せなおじいさんですね。仲のいいご夫婦だったのでしょう。
2.15
英文ページに「Carbonization test
of Shell」を追加しました。
熱が温度の高いところから低い所に伝わってゆく現象を熱伝導といいます。暖かい物に触ると熱を感じるのは熱伝導が生じるためです。熱は接触面を通じて相手の表面に伝わります。表面が熱くなると熱は徐々に内部に伝達してゆきます。表面の分子が活性化して隣りの分子に衝突するからです。したがって熱で身体を暖めるには時間がかかります。例えば45℃の熱で皮膚下3cmの部分を40℃に暖めるには数時間かかります。時間を短縮するには加熱温度を上げなければなりませんが、そうすると皮膚表面が低温ヤケドする危険もでてきます。身体の深部を暖めるには遠赤外線が最も有効と言えます。
2.14
遠赤外線を利用する融雪装置が製品化されています。水は近赤外線(熱)をあまり吸収しません。反射してしまいます。また近赤外線の放射体を高温にするためのエネルギー消費も大きくなります。水は波長3ミクロンと6ミクロン前後の遠赤外線をよく吸収します。氷や雪の場合は3ミクロン以上の波長を100%近く吸収するようです。3ミクロン程度の遠赤外線を出すには400℃、6ミクロンなら200℃前後に放射体を加熱すればいいわけです。10ミクロン前後の波長を利用している装置もあります。これなら20℃程度ですから電気料も安いですね。
2.13
従来の塗料は塗装面の保護が目的でした。塗装面の錆びや剥がれを防いでいたわけです。ところが最近になって新たな機能を追加した塗料が現れてきました。例えば、電磁波防止機能、導電機能、断熱機能、蓄熱機能、発光機能などが追加された塗料です。つまり一石二鳥の塗料であり、こういう塗料は従来のものと区別する意味で機能性塗料と呼ばれます。当社の遠赤外線塗料も機能性塗料の一つです。現代では塗料も美しいだけではダメで、働きものでなければならないのです。
2.12
河津の「桜祭り」に行って来ました。(「子供と遊ぼう伊豆」)日頃は閑静な河津町が人であふれていました。人間は賑やかで活気のある場所に惹かれます。お祭りが賑わうのもそのためです。都市の大きな魅力は街の華やかさでした。昔は大人も子供も街に出かけたものです。街が寂びれた原因は車社会になったこともありますが、街に魅力がなくなった要因の方が大きいと思います。日本だけでなく米国でも街が寂れる現象が起こっています。しかしアジア(台湾、香港、など)では街は元気です。どうしてでしょう?街は蘇るのでしょうか?
2.11
開発情報から「ふとん乾燥マット」のデータを削除しました。
「日本では夜7時にデパートが閉まる。商店も閉まる。日本人はいつ買い物するのか?」と台湾の友人に質問されました。そう言われてみれば7時を過ぎると飲み屋しか開いていませんね。「台湾では食事をしてから家族で買い物をします。夜の街はにぎやかだし、活気もあります。夕食後の買い物は家族の楽しみでもあります。この習慣をなくすと台湾も不景気になるでしょう。」
日本でも昔は商店街が遅くまで賑やかでした。今ではコンビニが開いているだけです。街は死んだのでしょうか?
2.9
貝がらの炭化写真を「炭化装置」に追加しました。表紙ページあるいは「炭化装置」末尾のリンクをたどればご覧頂けます。
額関節加温機は遠赤外線によってアゴ周辺を加温するものですが、モニターテストを実施している過程で意外なことがわかりました。エンジニアやパソコン作業者の方々から偏頭痛とか眼の疲れが軽減したというレポートが出ています。また韓国の某医科大学病院からは痴呆症の進行が停滞いるようだという口頭報告もあります。遠赤外線が血行を促進した結果かもしれません。
2.8
年配の方は戦後の食料難の時代を覚えておられると思います。今日食べるものがない、ということほど悲惨なことはありません。今後25年の間に世界的な食料危機がやってきます。食料増産の頭打ちと人口急増が食料不足を起こすからです。政府は現在40%の食料自給率を2010年度までにカロリーベースで45%に、また将来的には50%まで増やす方針です。しかしこの目標達成は実際問題として困難だろうと言われています。農地面積の制約やコスト高のため増産が難しいと考えられるからです。また仮に50%の自給率が実現できたとしても、残りの50%はどうするのでしょうか?
2.7
本ホームページがYAHOOに掲載されました。表紙タイトルのロゴを更新。
本年4月から環境規制が強化されます。有害物対策を施してない焼却炉は使用できなくなります。取締りも厳しくなるそうです。すでに焼却炉を閉鎖した企業も多いようです。焼却をやめた企業はごみ処理を業者にまかせるわけですが、それらのごみが焼却施設に持ち込まれると能力オーバーになる施設も出るのではいかと言われています。当社の近くの都市ではごみの焼却料を毎年1円づつ上げることが決まっているそうです。毎年1円づつ上がるごみの処理コストは我が国の経済にどんな影響をもたらすのでしょうか?
2.6
炭化装置のページを更新しました。
通常の環境では分子は動いています。分子の動きが止まる温度を絶対0度(-273℃)といいます。分子は動いて他の分子と衝突します。この衝突が熱になります。分子にエネルギーを与えると加速します。加速した分子は他の分子との衝突回数を増して加熱していくわけです。遠赤外線は分子に振動(回転)エネルギーを与えますし、マッサージは分子に圧力エネルギーを与えます。どちらの方法でも身体が暖まり血行が向上するわけです。このようにエネルギーを与え分子の運動速度を増幅することを「分子の活性化」と呼んでいます。
2.5
「分子の活性化」というような表現が本ホームページにはしばしば登場します。分子とは何でしょうか?それは物質としての最少単位を表す言葉です。物質を細かく分けていくと、これ以上小さくするとその物質とは言えなくなるという境界があります。この単位を分子といいます。水の分子はH2Oですが、それ以上細かくすると水素原子と酸素原子に分かれてしまいます。この状態ではもはや水とは呼べません。このように物質がその化学的性質を保って存在しうる最少の構成単位が分子です。
2.4
米国に市電事業で莫大な財を成した人がありました。その人は「財産の相続者は必ず市電事業を継続しなければならない。」という遺言を子孫に残しました。この方の子孫が現在どうしているか誰も知りません。昨日紹介した専門家の話とも一脈通じるところがあります。事業は継続すること、闘いは勝つことが本来の目的ですが、方法論に固執しすぎて目的を逸した点が共通しています。「木を見て森を見ず」という点ですね。我が国は精妙な技術を持っているのに新しい産業が芽生えません。我々は森を見ているのでしょうか?
2.2
太平洋戦争、日本海軍はミッドウエー海戦で決定的なダメージを受けました。その時の提督は優秀な人だったようです。魚雷の権威者で、軍艦に対する航空機の有利性を理解していた人でした。米国の空母を発見し、航空機の爆弾を外し、魚雷に積み替える命令を出しましたが、この作業中に敵の航空機に攻撃されて敗北しました。この提督は航空機の魚雷だけが敵艦を沈めることができることを知っていました。しかし、@敵の空母を沈める必要はない、A空母の甲板に穴を明ければ攻撃機を飛ばすことはできない、Bしたがって兵器を魚雷に変更せず爆弾のまま攻撃すべきだった。専門家が犯したミスです。
2.1
バングラディシュの井戸水にはヒ素が含まれているそうです。もちろん誰かが入れたものではありません。土壌に含まれているのでしょう。毎日飲むのですから健康にいいはずがありません。ヒ素を除去する方法をNGOがいろいろ研究しています。電気があれば蒸留できますが、電気のない場所もあるようです。住民にとって大変過酷な自然環境ですがそういう土地に生きている人たちもいるのです。日本では水にヒ素は入っていませんが、環境破壊を食い止めないと別のカタチの過酷な環境が生れてしまうのではないでしょうか。
1.31
光の速度は300,000Km/sec、つまり1秒間に30万kmです。光の一種である遠赤外線の速度も300,000km/secです。電磁波には山と谷があって、一つの山から次の山までを1サイクルといいます。1秒間に何サイクルの波が来るかを周波数と呼びます。光の速度は一定ですから〔波長×周波数=光速〕という数式が成立します。私たちの身体から出ている遠赤外線の波長は約10μm(ミクロン)ですが、これを周波数に換算すると30GHz(ギガHz)になります。身体は1秒間に300億サイクルのエネルギーを持つ電磁波を放射しているわけです。
1.30
相対性理論によると物質が存在すると周囲の空間に歪みが生じます。物質が動けば空間の歪みの態様が変わり、それが波として伝播します。これを重力波といいます。重力波はまだ直接検出されていませんがPSR1913+16という星の公転周期の変化によって間接的に存在が認められています。重力波の周波数は10の30乗ヘルツという説があります。現代の科学が作ることができる最高周波数は10の18乗です。太陽光中で最高の周波数は10の22乗ヘルツのガンマ線です。重力波は周波数が高いから持っているエネルギーも膨大でしょうね。
1.29
寒いので遠赤暖房の話しをしましょう。ファンヒーターやエアコンは対流式の暖房です。暖かい空気は上昇し最初は天井を暖めます。したがって低い位置から暖気を放出しなければなりません。エアコンの暖気放出口が下を向いているのはこのためです。遠赤外線は放射伝達だから人間に向けておけば設置場所はどこでもかまいません。天井から放射してもいいですし、壁から放射してもかまわないわけです。また部屋中の空気を暖める必要もないので暖房エネルギーも節約できるわけです。
1.28
台湾に行って来ました。一部では地盤低下がささやかれている台湾ですが実際に行ってみると大違いでした。マクロ経済の面ではたしかに経済評論家の言う通りでしょうが、台湾の人たちは明らかに産業の転換を図っているようです。私の知っている企業家でも、ITから新型バッテリーに転向した人、新考案のフレキシブルボードを企業化している人などがいました。次の製品を持っている点が日本の大方の企業とは少し違うようです。昨日までのIT企業がバイオやケミカルに転向するなど日本ではあまり考えられないことですが、利益のなくなった事業は未練なく止め、新しいビジネスに取り組む姿勢は見事なものです。「次の一手」がある台湾経済が大きく崩れることはないでしょう。
1.24
数日間出張しますので次回の更新は1月27日となります。ご了承下さい。
1962年〜1999年までの間、韓国のGNPは23億ドルから4000億ドルに拡大、「漢江の奇跡」と呼ばれました。ところが1990年代に入ると高々度経済下の「工賃金・低効率」構造が体質化し、経済低迷の時期を迎えました。1997年末には外貨準備高が39億ドルまで減少しIMFに支援を求めるまでに至りました。韓国政府は抜本的な産業構造改革に取組み財閥解体や赤字企業の整理などを実施しました。この結果1998年にマイナス6.7%だった経済成長率は1999年に10.9%、2000年は8.8%と急速に回復し、外貨準備高も2001年3月には950億ドルに達しました。「古い構造を壊し、新しい構造を築く政策」を果敢に実施したわけです。当然、この間に企業倒産や失業者が急増しましたが、早い経済回復がこういう問題を吸収していきました。韓国は現在、アジアで最も好況な国です。
1.23
「バイオ美顔機」を開発情報にアップしました。
鉱物学の本に次のようなことが書いてありました。「外国では鉱物に興味がない人でも鉱物については一応知っている。日本人はほとんど知らない。義務教育に鉱物の教育が欠けているからである。目先の生活(受験)に必要ないものは切り捨てるということのようであるが、それでは「読み書きソロバン」を教えた江戸時代の寺小屋と同じではないか。宇宙や地球、地殻について知らなければ人間の位置や文化の大切さを認識できないではないか。」 あなたはどう思いますか?
1.22
電波や光を総称して電磁波と言います。光の速さは約30万km/秒ですから〔波長(λ)×振動数(v)=30万km/秒〕という数式が成立します。だから波長がわかれば周波数を求めることができます。波長の短い電磁波は粒子としての性格が強まると昨日の記事で紹介しましたが、短い波長は光子(電磁波の粒子)のエネルギーで表すと便利です。短い波長の電磁波はeV(電子ボルト)で表します。1eVは1Vの電場で加速した電子の持つエネルギーという意味です。
1.21
電磁波は波長が短くなるほどエネルギーが大きくなります。可視光のエネルギーは数eV(Energy
Volt)ですが、波長の短いX線(可視光の約1/1000)のエネルギーは数KeVになります。可視光はほとんど無害ですが紫外線が肌を焼くのはこのためです。つまり波長の短い電磁波ほど人間にとっては危険です。また短い波長ほど波としての性質よりも粒子としての性質が顕著になります。このためX線領域の光は光子と呼ばれます。X線光子の波長は原子の大きさ程度です。したがって小さな原子や分子には吸収されません。レントゲン撮影で骨は写っても内臓が写らないのは内臓の成分がほとんど水でできているからです。
1.19
中国の大気汚染は我が国にも被害を及ぼします。工場の排煙や車から出るNOx(窒素酸化物)は上空に上り、気流に乗って日本に達します。そして山にぶつかって冷され大量のNOxを含んだ雨を降らします。これが酸性雨です。酸性雨は樹木を枯らし森林を消滅させます。樹木が炭酸ガスを酸素に変えているのですが、森林がなくなると新しい酸素が供給されなくなります。酸素が少ない環境では作物の収穫量が減り、生存できない動物も出てくるでしょう。このように環境問題は一国では解決できないインターナショナルな問題なのです。
1.18
鉄や銅を金に変えようという「錬金術」が科学を発展させたのですが、その後、「元素は別の元素に変化し得ない」というのが定説となり、錬金術師は商売替えを余儀なくされました。ところがフランスの科学者ケブランは、カルシウムを摂取していないニワトリが石灰質のカラを持つ卵を毎日生むことに気がつきました。ニワトリは摂取したより4倍多いカルシウムを出します。ニワトリはカリウムをカルシウムに変えることができるのです。元素転換の発見です。元素転換の研究が進めば「錬金術」も夢ではなくなるかもしれませんね。
1.17
以前香港で「コーヒー紅茶」というものを飲んだことがあります。コーヒーと紅茶を混ぜた飲みものです。面白いからオーダーしてみたのですが他にも飲んでいる人がいました。こんな飲み物は日本人は作らないでしょうね。しかし、これからの日本にはこういう発想が必要ではないでしょうか。我が国の産業再生には「専門化」が重要だと言われます。ネジ屋さんは世界一品質の良いネジを作りなさいというわけです。しかし世界一のネジを作れるのは1000社のうちで2〜3社でしょう。それでは残りの997社はどうすればいいか?世界一のネジに挑戦するのはやめ、ネジの代わりになる製品を考えたらどうでしょうか。997種類の新製品が現れ、それぞれの企業は「専門化」されることになります。
1.16
技術に関する日本の特徴は「洗練化」ということではなかったでしょうか。品質の良いものを安く製造することによって今日の繁栄を築いたのだと思います。しかし、いくら品質が良くてもコストでは中国に適いません。モノ作りはコストの安い場所に移動します。我が国の産業空洞化は必然性があるのです。「洗練化」はもう中国におまかせして、「何を作るか」という主題に熱心に取り組むべき時期ではないでしょうか。
1.15
「遠赤外線とは」のページに物質ごとの放射波長を示す表を追加しました。
セラミックスは天然の無機物を焼き固めた窯製品の総称です。鉄や銅などのような特定の物質の名称ではありません。遠赤外線領域で比較的広い範囲の波長(1〜50μm)を放射します。セラミックスの種類によって放射量は異なります。合金などと同様に材料の配合によって波長や強さが変わるため、使用目的に合った混合比の研究が行われています。
1.14
顎関節加温器のページ末尾に臨床試験データを追加しました。累計10時間弱の加温によって痛みが解消しています。
「微弱な超短波の電磁波で病気を治します」という商品の売込みがありました。どんな波長がどの程度出ているのか説明資料にも書いてありません。現代の科学ではガンマ線より短い波長は測定できませんから「超短波電磁波」だって否定はしませんが、ガンマ線より短い電磁波が出ているとしたら人体を被爆させてしまいます。ガンマ線より長い波長なら紫外線とか赤外線とかの名前があるはずです。ヘンですね?
1.12
炭酸ガスは健康に直接的な悪影響を与えるものではありません。しかし石油燃料から出る炭酸ガス(主として二酸化炭素:CO2)の量が増え続けた結果、1990年に炭素換算で69億ton〜84億tonだったCO2は2010年になると115億〜140億tonになると言われています。森林は炭酸ガスを吸収して酸素を放出してくれますが、炭酸ガスが増え過ぎて吸収しきれない状態となっています。この結果、地球の気温が上がって局地の氷が融け、海面が上昇するという現象が始まっています。これが地球温暖化という現象です。温暖化は動植物の生態系に大きな被害を与えてしまうため、地球規模でCO2の排出量を減らし森林を増やす努力をしなければなりません。地球温暖化会議(COP3)では先進国のCO2排出量を1990年の量より5.3%削減するという議定書を作成しています。環境問題にはタイムリミットがあるのです。
1.11
正月早々海外出張しておりました。出張中は更新ができず大変失礼致しました。これからは従来通り更新致します。
アジアで環境に対する認識が深まっています。中国もオリンピック開催が決まり環境対策に本腰を入れ始めたようです。台湾ではIT不況のせいか健康・環境分野にシフトしている企業も多いようです。古タイヤで半導体用のコンテナーを作りせっせと海外に出荷しています。韓国はアジアの中で最も景気がいい国ですが、今までのITから健康環境分野へ転進する企業が目立ちます。電子分野から環境分野への転進はかなり難しいと思いますが、基礎技術を海外から買って研究開発を進めています。基礎技術の仕入先はロシアが多いようです。ロシアは宇宙工学やナノ技術などが進んでおり、契約料もそれほど高くない点が魅力的です。日本と違って失敗を畏れずに研究開発を進めている点に大変感銘を受けました。我が国もウカウカしていられませんゾ。
1.7
モノが酸素と結合することを酸化といいます。鉄は酸化すると錆びてボロボロになります。錆びは酸化した鉄(酸化鉄)のことです。身体は弱アルカリ性ですが、疲労すると酸化してきます。身体が酸性化すると病気になります。つまり身体が錆びるわけです。身体を酸化させないことが健康の秘訣です。野菜を食べて身体のアルカリ性を保たなければなりません。鉄も身体も酸化させないことが重要です。
1.6
今後25年間に人口爆発があります。現在60億人の地球人口は90億人に達し、飢餓に直面する人は40億人に急増すると言われます。日本では食料不足と言ってもピンときませんが、それは日本に食料を輸入するカネがまだあるからです。しかし我が国も数年以内に貿易赤字国になります。1200兆円の国民資産があるから大丈夫という人もいますが、貿易赤字国になれば円の価値は下がります。円のレートが半分になれば600兆、1/3になれば400兆に目減りするわけです。価値を生み出さない国の通貨が1/10や1/100に下落した例は枚挙にいとまありません。我々は未曾有の危機にどのように対処すべきでしょうか。
1.5
赤外線は通信にも利用されています。赤外線通信は、@人体に安全、A法規制がなく世界中で利用で可、Bセキュリティーが高い、C小型化できコストが安い、D消費電力が少ない、などの特長があります。周波数(波長)が高く、電波と比べて光に近いせいです。赤外線通信にはIrDA(Infrared
Data Asociation)という規格があり国際的な標準化が図られています。特にパソコン用のデータ通信手段に多く採用され、1対1の通信以外にも1対複数や、双方向通信の手段としても普及してきました。
1.4
酸化チタンの内部電子は光からエネルギーをもらって激しく動きます。そして表面に付いた物質からも電子を奪って酸化します。酸化チタンを塗った表面はいつでもきれいに保たれます。太陽光のうちでも紫外線に強く反応します。光に反応する酸化チタンは「光触媒」とも呼ばれます。光をあてるだけで水を酸素と水素に分解するほと強力な光触媒は汚れ防止の他、抗菌や脱臭などにも広く用いられています。
1.3
リサイクルが重要なことは誰でも知っています。使い捨てを続ければ資源がなくなってしまうからです。しかし、生ごみを再資源化するのにはコストがかかります。運搬費や加工費が必要だからです。また再加工した製品が販売できなければなりません。今の法律では再加工した生ごみを肥料として売ることはかなり困難です。政府の認証を取れないと肥料として販売できません。コストをかけて売れないものを製造する会社はありません。民間でリサイクルを実現するには限度があります。
1.1
2001年度の記事を上記1〜3にまとめました。昨年の記事については1〜3をクリックして下さい。
2002というのはカブですね。上から読んでも2002、下から読んでも2002です。こういう数字になる次ぎの年は2112です。つまり110年後ですが、今からの100年間は人類にとって重要な100年になりそうです。ア、イヤ、正月なのでむづかしい話はさておき、2002は両側の数字が大きく末広がりのイメージがありますね。不景気だからと縮こまっていてはダメで、一人一人が果敢に行動することで末広がりになるのではないでしょうか。乱世の時こそいろいろなチャンスがあります。