稲取名物キンメダイ(金目鯛)

(金目鯛といってもキンメダイ科に分類される魚なのです。)

稲取港で水揚げされる金目鯛が美味しい訳を科学的に分析されているHPを見つけました。

以下抜粋ですが稲取地物金目鯛の美味しさの秘密が文献でも証明されて嬉しいかぎりです。


神奈川水総研 おさかな情報 さかなのあれこれのページを抜粋致しました。
三谷 勇様・秋元清治様・樋田史郎様 (2003年6月)


キンメダイの体脂肪量として稲取沖キンメダイについて科学的な分析を行っています。

キンメダイにも産地によって美味しいさが違うといわれています伊豆半島東海岸にある稲取港キンメダイの町として知られています。脂が乗っていてうまいと評判高いキンメダイです。では、他の港のものとどのくらい違うのでしょうか。
神奈川県水産総合研究所菊地康司主任研究員は筋肉や皮に含まれる全脂肪量を調べてみたところ、
稲取沖のキンメダイは、千葉県勝浦沖や三宅島西沖の三本漁場のものよりも全脂肪量が高いことがわかりました。

筋肉の全脂肪量は、稲取沖で2.9%、勝浦沖で2.5%、三本漁場で0.8%、皮の全脂肪量は、稲取沖で23.3%
勝浦沖で18.5%、三本漁場で10.3%でしたから、稲取沖のキンメダイは脂の乗りが非常によいことがわかります。

こで分析に用いた大きさは、稲取沖で726g、勝浦沖で669g、三本漁場で739gですから、魚の大きさにあまり違いがありません。よく大きい魚は大味がするとか脂が乗り過ぎているとかいわれますが、この分析結果ではほぼ同じ大きさで比較していますので、全脂肪量の違いは漁場によってもたらされているといってもいいようです。
稲取港に水揚げされるキンメダイは、矢筈出しで多く漁獲されたものです。矢筈出しには、三陸沖から脂の乗ったマメハダカ(ハダカイワシの一種)が南下してきています。他の漁場では金目鯛の胃からマメハダカを見つけることはできませんでしたので、餌となるマメハダカがキンメダイ漁場にあらわれるかどうかがキンメダイの脂質に影響しているのかも知れません。現在のところ、金目鯛の餌に対する研究も、キンメダイの旨味に対する研究もまだまだ不十分ですので、ここで簡単に結論付けることはできませんが、ハダカイワシキンメダイの重要な餌であることは間違いありません。

金目鯛は身は赤く、体長は大きい物では60センチくらいの平たい魚で大きな金色の目、大きな口が特徴です。

生域分布は茨城県以南の本州太平洋沿岸で、水深四〇〇〜五〇〇、深いところでは八〇〇bもの深海に

住んでいます。昼間は海底に散らばって食い気をあまりだしませんが、夜から朝にかけては群れて海底から少し

浮上して餌を捜す習性があります。釣り方は、深場用のリールと道糸を使います。金目鯛は海底から数十b

まで幅広く群泳しているので10〜15本の胴仕掛けで釣るとゾロゾロと鈴なりに釣れてきます。

ただ、唇口が弱いので巻き上げに強弱がつくと仕掛けが外れてしまいます。

魚肉の味は白身で脂に富んで大変美味です。新鮮な物は勿論お刺身にするのが一番。

またしゃぶしゃぶ、姿煮付けも大変美味です。味噌漬もなかなかいけますよ。


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