*「この一枚!」過去の履歴(2)<No.16〜30>


No.16
電車直通記念優待片道乗車券。昭和14年9月16日に東京地下鉄道(現、営団銀座線浅草〜新橋間)と東京高速鉄道(現、営団銀座線渋谷〜新橋間)が相互直通運転を開始した際に発行された物である。

No.17
仙台印刷所のミス入場券。「諏訪ノ平駅」が「訪諏ノ平駅」になってしまっている。
No.18
国鉄宮島航路用の自動車航送切符。船に車を乗せる際に発行される券でD型硬券が使用されている。

No.19
B型列車指定制急行券。太平洋戦争の激化と共に昭和18年から急行列車指定制となり、料金も全区間均一となった。
この券は昭和19年から戦時特別運賃になった時の物。(特別運賃は昭和21年、急行列車指定制は22年廃止)

No.20
黒部峡谷鉄道の着駅準常備乗車券。一般的な着駅準常備券と異なり最遠端駅が最上段にある。
また大小併用券であるが小児断線は無く、各着駅運賃の上段が大人・下段が小児となっている。

No.21
精算額0円の精算券、また券番が「9999」の券。乗車券と定期券を併用して乗車した際に、着駅の精算機で乗車券+定期券の運賃と正規の運賃の差額が0の時に発行される。

No.22
電車区間用B型常備代用券。昭和41年3月5日から初乗り運賃が20円に値上げされた際に常備券が不足し、同年5月17から短期間使用されたもので、
駅で常備券が不足した時に駅で発駅(発行駅と兼用)・着駅・金額をゴム印で押して使用し、常備券の代用とした。

No.23
乗継特急・急行券を発行する際に同時に発行される「乗継」乗車券。
通常は普通乗車券に「乗継」のゴム印を押すことが多く、常備券は少ない。
No.24
車内準急券指定席券。昭和35年7月1日に準急料金が均一料金制となってからの券。
乗車列車名を選択して使用できる様式になっている。
No.25
軽便枕券。夜行列車の乗客に簡易枕を賃貸する際に発行する券で、大正9年〜15年・昭和4年〜9年の二期間にわたり簡易枕を三等客に貸与していた。
この券は回数券タイプの軟券でB型券より小さいサイズである。
No.26
着駅準常備往復乗車券。準常備乗車券の往復様式でC型券が使用されている。
一般的には補充往復券や片道券+ゴム印で対応することが多く、非常に設備実績の少ない様式である。

No.27
特急・急行・普通列車・連絡船グリーン券。国鉄勤続25年の人に与えられた特殊なグリーン券。

No.28
都営地下鉄発行の営団地下鉄通過連絡券。昭和47年6月に三田線巣鴨〜日比谷間が開業した際に浅草線連絡の為発行された。
その後、昭和48年11月に日比谷〜三田間が延伸開業(浅草線と接続)し、消滅したようである。

No.29
伊豆箱根鉄道の、珍しい「ケーブルカー⇒ロープウェイ」の区間変更券。
駒ヶ岳ケーブルの往復切符を持った乗客が、山頂から折り返さずに駒ヶ岳ロープウェイで箱根園へ向かう場合に発行される。

No.30 表
国鉄・東横線共通乗車券。国鉄根岸線・東急東横線の横浜〜桜木町間に限り選択乗車が出来る券が発行されていた。
裏面に選択乗車が出来る旨が書かれている。二等級制後の昭和37年10月18日にこの制度は廃止された。

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