*「この一枚!」過去の履歴(3)<No.31〜45>


No.31
伊豆急行発行の学割常備乗車券。会社線での学割常備券は設備例が少ない。

No.32
両矢印式券の珍様式。着駅表示が片側にしかない上に山手線内ゆきとなっている。

No.33
影文字廃止小児乗車券。昭和19年から数年間、印刷合理化を目的として影文字を省略した小児乗車券が発行された。

No.34
沼津駅入場券代用証。沼津駅裏口からは東名高速バスに乗車出来ないため、表口まで構内通過の際に発行された。

No.35
C型乗継急行券。昭和41年3月5から本州〜北海道、本州〜四国相互間で急行を乗継ぐ際に割引となる制度が実施された。
この際に発行された急行券で、C型券を切断せずに発行する数少ない様式である。(他にD型券を使用した乗継急行券も存在している)

No.36
縦三条入り自由席特急券。昭和40年10月1日から在来線特急に自由席料金が設定された。
この際、他の特急券からは縦三条線が廃止されたが、新設の自由席特急券のみ短期間縦三条線が加刷されている。

No.37
こだま号自由席用遅延特約新幹線特急券。昭和45年3月10日から設定された割引特急券で、列車がすでに遅延している場合に、払戻を請求しないことを条件に発行される。
昭和50年3月10日の博多開業以降は「新幹線遅れ承知特急券」と改称されA型券となった。

No.38
3円軟券入場券。昭和19年頃から一部を除き入場券の発売は停止されていたが、昭和23年11月1日から復活発売された。
非常に粗末な用紙が使用されており、戦後混乱期の用紙不足を反映している。

No.39
伊豆箱根鉄道自社線内用急行用グリーン券。乗り入れ急行のグリーン車を自社線内のみ乗車する際に発行されたグリーン券。
乗り入れ本数が少なかった為、発行実績は少なかったといわれている。

No.40
縦3本入り「急行券」。昭和40年10月から赤縦線が廃止されたが、昭和41年3月の運賃改正で急行料金が100・200・400・1000・1001キロ以上の五地帯制となった。
その際、余剰となった赤縦線入りの券紙を急行券に流用、100キロ用縦一本、200キロ用縦二本、400キロ用縦三本で使用された。

No.41
車内券発行機試用券。JR西日本が昭和62年11月から和歌山地区で車内券発行機の試用を開始、その際に発行された軟券。
極めて粗い印刷で、漢字は殆ど使用できなかったようである。

No.42
乗車券・自動車急行券連綴式券。国鉄バス・四国急行バスの北四国急行線のみ使用された特殊な様式。共同運行であったため、社名が連名となっている。

No.43
国鉄ハイウェイバス視察証。国鉄バス業務用に使用される券で、無地紋黒活字で印刷されている。様式はこれ以外にも多種存在している。

No.44
万国博覧会用着札明瞭化対策券。昭和45年3月10日から9月13日の間、万国博覧会対策としてこだま号自由席特急券の着駅別色分けが実施された。
大阪着は淡黄褐色・京都着は淡紫青色・東京着は淡黄緑色で、名古屋・静岡地区発は横赤線1mm幅・東京地区←→大阪地区間相互発着は横赤線4mm幅となっていた。
その為、この券は淡黄褐色・横赤線1mm幅となっている。
No.45
バス乗り継ぎ券付き乗車券。草津温泉・万座温泉地区は共通乗車出来るバス会社が多いため、昭和48年頃から発売された。
これはそのJR券。他社発行券で乗車するときに乗り継ぎ券部分を切り取って使用する。

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