羽越本線鶴岡から日本海の温泉地・湯野浜を結ぶ鉄道として鶴岡〜湯野浜温泉間が庄内電気鉄道によって開業した。
昭和4年に開業した湯野浜温泉駅は仮駅で、翌5年に約200m路線が延伸され駅が移転し、正規駅となった。
その後、昭和8年に庄内電鉄に改称、昭和18年に庄内交通と合併し庄内交通湯野浜線となる。
湯野浜温泉の観光客や、沿線にある善宝寺への参拝客で賑わい、一時は年間250万人近くの利用客があったが、モータリゼーションの影響で利用客は減少し、昭和50年3月31日に廃止された。
(仮) 鶴 京 安 北 善 七 湯 湯 野 野 大 宝 浜 浜 温 温 岡 田 丹 山 寺 窪 泉 泉 ○−○−○−○−○−○−●−○ つ き あ き ぜ な ゆ ゆ る ょ ん た ん な の の お う た お ぽ く は は か で ん お う ぼ ま ま ん や じ お お ま ん ん せ せ ん ん
等級制時代の乗車券。三等券は上部に社名表示があるが、二等券は表面に社名表示がない。
モノクラス後の乗車券。表面下部に社名表示がある。
上段は自社線内用のA型往復券とB型往復券。下段は国鉄連絡用(長距離)のD型往復券。
国鉄連絡A型乗車券。道内ゆきの常備券は稀少な存在である。
京田停留所発行の軟券乗車券。おそらく委託駅だったのであろう。
車内乗車券。
湯野浜温泉発行の通勤定期券。
国鉄からの連絡乗車券。