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まえがき
僕から見た父、
昔ながらのハンター、ただ獲物さえ捕れば良いという考えは全くない。
山からの恵みをとても大切にしている。
「捕れる日があれば捕れない日もある」とのんびり屋さん。
西伊豆の山の事なら、何でも知ってると思う??
「いのししが先か人間が先か!?」
昨年の秋、
「一生懸命、畑でサツマイモを作ったのをイノシシに食べられた、」
「畑を荒らされたから」と、「イノシシを退治してくれないか、」
というクレームが数多くあった。
全国的にもイノシシでの事件が多発している。父は矛盾を感じていた。
畑には防護フェンスも何もない。
人間の世界だったら、自宅や金庫に鍵をかけていない所に泥棒が入って
その犯人を捕まえてくれと言うことなのだ。
そんな中、今年の猟期が終了する直前、
別地区では、イノシシ一掃作戦!取り逃がしたイノシシがいるから
猟期を2ヶ月間ほど延長してくれないかと行政や住民が猟友会に嘆願。
隅から隅までイノシシを一掃してもまた違う山からやってくるだろう?
一掃するなら日本中のイノシシを絶滅させなければ駄目だろう?(笑い)
少なくとも、伊豆中の・・・寝ころんでテレビを見ながら言っていた背中から
以前言っていたことを思い出した。
20〜30年前、杉・檜への植林事業で雑木(ドングリなどの木・竹)が
伐採されなくなり山には野生動物のエサが育たない暗い山
(山芋も山菜も育たない山)が沢山増えた。
父はその頃から危惧していた。
30年前には里近くの山には野生動物は居なかった。
猟をするのは、すごく遠い山奥へ言ったことをよく話していた。
今は、徒歩2〜3分の山でもイノシシ・シカなどの野生動物が現れる。
本当に山奥にはエサはないんだろうなぁ〜。
と思い出していたところ・・・。
「自衛措置をしなきゃだめだ!サツマイモを植えた畑にフェンスを
張らなきゃ、それじゃなきゃ人間のエゴだ〜!」とぼそっと父は言った。
たしかにそうだ。
イノシシにしてみれば、昔、住まいを追われて
今度は畑のサツマイモを食べて追われようとしている。
何故なんだろう?
ふと、以前テレビでやっていた、
オーストラリアの、動物と人間を仕切っているフェンスを思い出した。
野生動物と人間を仕切っている長さ数百キロのフェンスだ。
最初にこの土地に居た物に占有権があるのだったら、
イノシシじゃないの?
いのししが先か人間が先か
イノシシの土地も人間の土地もない共有財産、
共存していかなければならないのではないの!?
人間のとてつもないエゴなんだろう?
しかし、そんな事を追求しても問題は解決しないだろう。
打開策は無いのか父に尋ねた。
Q.雑木(ドングリなどの木・竹)を植えて、昔の山へ戻したらどうか?
A.いのししが住む山と鹿の住む山が入れ替わり
木が生長する間に鹿に食べつくされてしまうそうだ。
鹿とイノシシは一緒には住まない、
数十年の歳月ですっかり住む場所が逆転して、
もう元に戻る事はできない。取り返しが付かない。
一度人間が開発してしまえば、二度とその環境には戻らない、
どんなに大金を使って山を復活させても、
今流行のピオトーフ(環境実習設備)や
動物園にしかならないんだろうなぁ?。
人間がもっと自衛措置をしなくてはいけないと言う答えになった。
自業自得、昔の付けが今になってやってきたんだ。
自宅や金庫に鍵をかける様に、畑には、防護フェンスを付けるしか
方法はない。
一生懸命育てたサツマイモを食べられないためにも、、
その方法が今はベスト。退治するのではなく共存する道を選択したい。
自分には何もできないが・・・この文章を書いた事をきっかけに
答えを探そうと思う。
山の達人がこんな近くにいる環境なのだから・・・
2004.4.6 Biro from izu
追伸、今年は、イノシシの罠の免許を取る人が急増したそうだ!
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こんなに[かわいい]
うり坊達を見ていると…
イノシシには、
なんにも罪がないと
思ってしまう…
今このうり坊達を
山へ返せばエサもとれず
死んじゃうだろうなぁ?
もしかしたら…
それがうり坊達には
幸せなのかも?
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