*旧日本領 朝鮮
1910年8月22日、「日韓併合条約」により大韓帝国を併合。
・朝鮮総督府鉄道
朝鮮における国有鉄道。

京釜本線京城(けいじょう)の入場券。

京義本線平壌(へいじょう)から南満州鉄道安奉線との接続駅安東(あんどう)ゆきの三等乗車券と、京元線清涼里(せいりょうり)から硯村(けんそん)ゆきのB型三等乗車券。

京城から安東ゆきの一等補充乗車券

京釜本線釜山(ふざん)からの二等普通急行券。
・多獅島鉄道
朝鮮総督府鉄道京義本線新義州(しんぎしゅう)〜楊市(ようし)〜京義本線南市(なんし)と、楊市〜多獅島を結んだ鉄道。昭和18年4月1日に新義州〜楊市〜南市を朝鮮総督府鉄道に買収され楊市線となる。

楊市から新義州経由で南満州鉄道連京線の蘇家屯(そかとん)ゆきの三社連絡券。
・北鮮拓殖鉄道
朝鮮総督府鉄道咸鏡本線古茂山(こもさん)〜茂山(もさん)を結んだ鉄道。昭和19年4月1日朝鮮総督府鉄道に買収され茂山線となる。

茂山鉄山(もさんてつざん)から茂山ゆきの乗車券と、西上(せいじょう)から茂山鉄山ゆきの準常備乗車券。
・金剛山電気鉄道
朝鮮総督府鉄道京元線鉄原(てつげん)から景勝地金剛山の麓、内金剛を結んだ鉄道。発電所建設と併せて建設され、会社も電力事業を行っている。昭和17年に電力会社「京城電気」に吸収合併される。

花渓から金剛口ゆきの補充乗車券。
・平壌府
平壌市内の路面電車。

乗換券。薄紙を乱雑に切った粗末な券。
・京城電気
電力会社「京城電気」の鉄道部門。京城市内の路面電車を運行していた。

乗車券と乗換券。
・朝鮮鉄道
京義本線土城(どじょう)から江華湾沿いを回ってから北上し、京義本線沙里院(しゃりいん)に繋がる鉄道、それ以外にも多くの支線をもっていた。
古くは、京釜本線大邱(だいきゅう)から蔚山(うるさん)を結ぶ路線なども持っていたが、昭和初期から段階的に朝鮮総督府鉄道に買収され、昭和19年4月1日に全て買収されてしまった。

黄海線の枝線の終点、龍塘浦(りゅうとうほ)のC型補充往復乗車券。龍塘浦は昭和11年海州港(かいしゅうこう)と改称、買収時「海州埠頭」駅開設に伴い廃止されている。
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