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今日の短歌NO.13
 わたしの歌歴(後藤人徳)
 昭和59年「賀茂短歌会」入会。現在編集発行人。
  歌集:「母胎」、「祈り」「わが家の天使」

以下に紹介します作品は、作ったばかりのものをそのまま書いています。推敲の手があまり入っていません。未完成の部分が多々あると思いますが、参考にしてもらえれば幸いです。...作者より
この先は楽観論に基いて生きゆくことを始めんとする

短歌は、三十一音からなる小さな世界です。その中に自分の思いを込めます。ですから、時間はなかなか織り込めない。今の一瞬、一瞬を歌うしかないのではないでしょうか。そう思います。また、そのように作っています。

短歌と私:高野公彦 田井安曇 五島美代子 五島 茂 岡野弘彦 田谷 鋭 塚本邦雄 土岐善麿 福島泰樹 前 登志夫 前川佐美雄 安永蕗子

短歌鑑賞:石川啄木(1) 大野誠夫 塚本邦雄 岡井 隆 前田夕暮 上田三四二(1) 上田三四二(2) 宮 柊二 斎藤茂吉(1) 斎藤茂吉(2) 

斎藤茂吉(3)

短歌鑑賞(発見ということ)(1)


レオナルド・ダ・ヴィンチ描くヨハネの絵モナリザに似し瞳持ちおり
 
8月3日(火)
 
真夜中の十二時あたりただ今の震度五弱と公報告ぐる
 
ただ今の震度は五弱と公報が真夜(まよ)山々に響き渡れり
 
赤ひげの中に地震のシーンあり悲しき男女の物語なり
 
8月2日(火)
 
稲にもう穂が付いている伊豆の地に収穫喜ぶ日の近づきぬ
 
一本の松真直ぐに伸びいるは生きてやるぞの信念ならん
 
8月1日(月)
 
踏まれてもふまれてもなお葛の蔓崖這い上がり道に伸びいる
 
7月30日(土)
  
わが歌が何かの役に立ちしこと光栄なりと返信をする
 
わが歌のお蔭で賞を得たと言い友は冷菓を送りくれたり
 
われからは何も努力をしておらぬ信じておれば幸いとなる
 
 
7月28日(木)
「作物を取られる前に電柵を設置しなけりゃ」友笑い言う

7月27日(水)
 
 
ソマリアは数万人が津波ではなく旱魃でなくなっている
7月26日(火)
 
荒れ果てし休耕田に囲まるるわが畑ゆえ獣(けもの)の餌食(えじき)
 
燃えるよな花芯(かしん)を持ちてなおも日に向(むか)うむくげの真白な花
 
7月24日(日)
 
電柵のおかげで異状なかりしと畑見回り妻の喜ぶ
 
一筋の道通りおり真直ぐに赤く染まりて天に伸びゆく

7月23日(土)
 
電線を畑に張りてイノシシを撃退できる安眠できる
 
薄暗くなれば自動にセンサーが働き畑に電流回る
 
夜七時畑に行けば電柵にすでに電気は流れていたり
 
電線に手を触れ電気がながれたと暗闇に妻叫び言いたり
 
7月22日(金)
 
仰向けに大の字となり死にている蛙といえどあわれなるかな

7月21日(木)
 
昨日につづいて今朝もイノシシに荒らされスイカは全滅となる
 
里芋もサツマイモも南瓜まで食べ散らかしてイノシシは去る
 
炎天を水やり育てし野菜畑一夜に獣の餌食となれり
 
7月20日(水)
 
楽しみに育てて来たるスイカ畑一夜のうちに食べ荒らさるる
 
 鶏小屋(とりこや)の前通るとき雛鳥に赤子のごとく妻声かける

7月19日(火)
 
前原もなでしこジャパンもドイツにて日本女性の強さ示せり
 
なでしこが咲くには少し早いけどワールドカップ女子の優勝
 
猛暑にも負けるものかと日の丸のごとく花芯(かしん)に紅おくむくげ
  
7月18日(月)
 
これがわが血を引く孫か懸命によろりよろめき立ち上がりたり
  
成人に孫がなるとき米寿なり母には曾孫を見せたるなれど
 
7月17日(日)
 
赤色に塗られていたりゆでダコのようになりたる日本列島
     
7月15日(金)
 
突然に神にひれ伏し赦し乞う激しき思いに襲われにけり
 
7月14日(木)
 
被災地を人質にとり立て籠もる凶悪犯のごとくに思う
 
混迷の日本救いし古(いにしえ)の卑弥呼よ出でよ平成の世に
 
なでしこが日本を救う日本は女性でなけりゃやっぱりだめか
 
原発の平和利用が出来ぬなら広島長崎が無駄にならぬか
  
膨大な風車やパネルそれとてもいつかは廃棄物となるんだ

7月13日(水)
 
 夏来れば待ってましたというように槿(むくげ)が白き花を咲かせる
 
蟻たちを引き付けながら純白の花を今年もむくげは咲かす
 
7月12日(火)
 
あまたなる木(こ)の葉を愛して来たる風われの心もいやしてくれる
 
暑き日を閉ざす木々の間せせらぎの音に和したり鳥のさえずり
 
合歓の木のうすくれないの花のさく川辺(かわべ)涼しき風渡るなり
 
 百メートル競走なれど歩いてる立つことさえも出来なかった子
 
7月11日(月)
 
見下ろすを良しとせぬごとひっそりと平屋なりしが壊されてゆく