今日の短歌NO.13
 わたしの歌歴(後藤人徳)
 昭和59年「賀茂短歌会」入会。現在編集発行人。
  歌集:「母胎」、「祈り」「わが家の天使」

以下に紹介します作品は、作ったばかりのものをそのまま書いています。推敲の手があまり入っていません。未完成の部分が多々あると思いますが、参考にしてもらえれば幸いです。...作者より
数万の犠牲者誰も父であり母でありまた子供でもある

短歌は、三十一音からなる小さな世界です。その中に自分の思いを込めます。ですから、時間はなかなか織り込めない。今の一瞬、一瞬を歌うしかないのではないでしょうか。そう思います。また、そのように作っています。

短歌と私:高野公彦 田井安曇 五島美代子 五島 茂 岡野弘彦 田谷 鋭 塚本邦雄 土岐善麿 福島泰樹 前 登志夫 前川佐美雄 安永蕗子

短歌鑑賞:石川啄木(1) 大野誠夫 塚本邦雄 岡井 隆 前田夕暮 上田三四二(1) 上田三四二(2) 宮 柊二 斎藤茂吉(1) 斎藤茂吉(2) 

斎藤茂吉(3)


 
日本の旗をしみじみ見ていたり単純にして清き日の丸
 
色々と言いたいことはあるんだが結果を出せぬ悲しみがあり
 
信ずるという言葉もて生きゆかん今日を明日を死後の世界を


8月29日(月)
 
その紅き花を掲げて夏の日を百日咲くかさるすべりの花
  
おれのごと生きてみろよと黙々と津波の跡に立てる松の木
 

8月28日(日)
 
二十年前とどれだけ変りしや餓えしアフリカの子らの映像
 
二十年前に写真で歌いたり頭支える添え木のようと
 
飽食の自分を責めるアフリカの餓えし子供の映像見つつ
 
アフリカの子等生存のレベルなりわれの悩みはいったい何だ
 
8月27日(土)
 
東京の豪雨に娘はどうだろうメールを送るかどうかを迷う
 
東京の豪雨に安否問いたいが手助け出来る自信もあらず

8月26日(金)
 
鑑定団楽しみにして施設より帰り来る子は言葉話せぬ
紳助のファンなれば子は大声で時々バと言うバカと言えずに

8月25日(木)
 
早朝の霧をまといし山々に薄日が差せば虹となりたり

8月24日(水)
 
雨の日に置かれていたる石三つぬかるみよけて家に入りぬ
 
命なき石ころなれど雨の日はぬかるみに身を輝かせおり

8月23日(火)
 
八月の二十日を過ぎてすっかりと秋の気分に誘うひと雨

8月22日(月)
 
「叫び」の絵耳をふさぐはしばしばもわが子や施設の子等の仕草ぞ
 
口を開け何を叫ばん言葉なき子供の無言の叫びを聞くか

8月21日(日)
 
日本の西洋の良さ人間のよさは地球に宇宙に満る

8月20日(土)
キリストの教え受け入れその寿命永らえたるやローマ帝国
 
蛮族のゲルマン人らキリストの教えも受けて永らえている
 
西洋の科学思想を学びたる日本よ愛を忘れるなかれ
 
8月19日(金)
 
穂の付ける稲をゆすりてゆく風にさすがに秋は近づいている
 
久々の曇りとなれば帽子などかぶらず歩くわれと気づきぬ
 
雨のない日がつづくなり台風でもいいからざっと降ってくれぬか

8月18日(木)
 
地元では働く場所がないゆえに娘も東京に戻り行きたり

8月17日(水)
 
分解し分析する科学的思想に溺れ神見失う
 
 
8月16日(火)
 
稲の穂がしっかり付きて頭(ず)を垂るる汚染の少なき伊豆の新米
 

8月15日(月)
 
電柵を張りたるスイカ畑には再び二三の実を付け始む
 
 

8月14日(日)
 
 
死というはあるいは飛躍人生の一世一代最大の飛躍
迷わずに帰っておくれ長男のために今年も迎え火を焚く

8月13日(土)
 
打ちこめる一字一字に根(こん)込めて打ち込みゆけば芽も出てくるか

8月12日(金)