渓流のフライフィッシング(2000年)


3月24日
 19日(日)に今年の1匹目が出ました。昼過ぎに森村さんから宮上合流点のプールとプールの間の瀬でライズがあるからと連絡を頂き、待ち合わせをしていた黒岩さん、杉山さんと4人で挑戦をしました。3カ所くらいでライズが起こっていたんですが流れが複合しているためドラグが掛かりやすく、フライへの反応はほとんどありませんでしたが、森村さんのフライだけには反応してきました。しかし誰もフッキングできずにいる間にライズもなくなってしまい、私と黒岩さんは菅引川方向へ釣り上がりました。私は合流点先の堰堤でライズを発見、16番のコカゲロウ・スパークルダンで2回目に見事にくわえてくれました。その後、森村さんは温泉へ、私と黒岩さん、杉山さんが下流でイブニングを狙いながら好鱗へ向かいました。イブニングでは黒岩さんが良型を2匹、杉山さんはシビアなプールのライズを狙ったんですがフッキングはできませんでした。
 好鱗でのミーティングでは埼玉県から藤本さん、神奈川県から清水さん黒岩さん、地元の森村さん藤岡さん杉山さん私の7人で大見川でのフライフィッシングの話題に時の経つのも忘れてしまいました。狩野川のフライフィッシングの今後については、「狩野川のFFを考える」ページに書いてあるように今後も狩野川漁協と話し合いを持ち、狩野川水系での釣り人が楽しめる環境を整えられればと思います。今回参加していただいた方々も、それぞれ大見川には特別な思いを持ち、色々な将来像を考えていたのですが、共通することは「我々釣り人がずっと釣りを楽しんでいける環境づくり」だと思います。今後もこのHPをご覧になってくれている釣り人達が共通の気持ちを持っていてくれればと思います。
 20日は17時過ぎから梅木橋上流でイブニングを狙いました。ライズが結構あり、16番のメイフライで攻めましたが反応があるもののフライをくわえてくれませんがプールへの流れ込みで21cmを釣ることができました。
 22日は17時過ぎに川を見ながらポイントを探してたら、小川橋上の大プールでスカパーの取材をしていました。上流からの強風の中、女性フライフィッシャーが苦戦していました。私はプールの上の瀬に入ったら、何回かフライへの反応はあったもののフッキングはできませんでした。
 その後、18時前に例の場所に行ったんですが、回りが明るい中「ボコンッ」と言う音と共に大きな鱒族が腹部から尾鰭にかけて水中に入るところでした。尺は優に越え胴の幅も広く私はボー然と立ちすくんでしまいました。このギアじゃ(#662のロッドに#3ライン7Xのティペット)釣ることは無理だなと一人ぶつぶつとライズ後を見ながらつぶやいていました。何を食べているんだろうと水面をよく見ていたんですが大きな流下する水棲昆虫は見あたりませんでした。暗くなってからはヒゲナガが飛び始め、大きな石の回りにはヒゲナガが群になってとまっていました。ちなみに、このポイントで25cm位のアマゴがフッキングしたんですが寄せる途中でばれてしまいました。
 24日は前夜から今朝までまとまった雨が降っていたため大見川・狩野川本流は大濁流と化していました。いつもより5〜60cm増水していましたが、17時頃様子を見に行ったときには水量も減りいつもより多少増水しているかなという感じでした。濁りもほとんどとれ梅木橋から見た大見川本流側は濁りなし、冷川側多少ありと言う感じでした。冷川はどの辺から濁りがあるか様子を見に行ったところ中流部の堰堤でライズ発見、14番くらいのカゲロウが流下しているので14番のメイフライを流したところ22cmがくわえてくれました。写真を撮ったんですが頭部が写っていませんでした。他にもライズがあるんですがフライへの反応があってもフッキングには至りませんでした。

左から19日(19cm)、20日(21cm)、24日(22cm)日に日に成長しています。

3月16日
 
先日釣行した黒岩さんからアマゴのデータが届きましたので掲載させて頂きます。
大沢川と水沢川(冷川の上流)のアマゴです。どちらもきれいですね。そして、大沢川の方はかなりの大物ではないでしょうか?
掲示板には書き込まれていなかったんですがこの日だけで20匹ちかく釣ったそうです。その秘訣は何なんでしょう。
今度教えて下さい。

大沢川水沢川

3月14日
 
解禁から2週間が過ぎました。今シーズンから開設した掲示板がとても賑わい喜んでいるんですが、未だにアマゴ君と対面できていない男が1人います。5日(日)に、ある場所で大型魚のイブニングライズを見てしまってから取り憑かれたように通っています。もう1人その男につきあってくれている釣りキチ(杉山さん失礼!すでに良型のアマゴを釣っていますね)とすでに6日間ほど通っているんですが、一向にあのアマゴ君は出てきてくれません。大体同じ時間に通っていますが、気温や風などその日によってハッチの量やライズの量など様々で翻弄されています。ハッチしている虫を捕まえてきては次の釣行のフライ用にと研究して行きたいと思っていますが、流下してきた虫をフライボックスに入れ持ち帰り、家で写真を撮っている姿を見られ、女房からも変な目で見られています。先日、森村さんから「フライの雑誌」のバックナンバーをお借りし、氏が執筆されている「大見川の1年」を何度も読み返し少しでもマッチング・ザ・ハッチの釣りが出来ればと思っています。下の写真は14日に流下してきたカゲロウ(たぶん、エルモンヒラタカゲロウ)です。ちょっと色の出方が悪いですがボディーは薄いグリーン色で隣は16番のメイフライです。「こんなフライじゃ釣れるわけねーだろ」と思われる方、ぜひアドバイスを下さい。
 もう一つ、春を告げるものとして、昨日12番のエルクヘアカディスに4cm大の鮎がスレで掛かってしまいました。尻尾の上の方だったんですが写真を撮ってすぐに逃がしました。鮎の解禁までに大きく育ってもらいたいものです。

3月7日
 
今日も行きました。昨日と同じく夕方5時45分頃、ポイントに着くがワゴン車が揺れるほどの強風。杉山さんを待つが強風のためやめたのかなと思い一人でポイントへ。しかし下流からの強風で水面は波立つはキャスティングは出来ないわですぐに終了。それでも小さなライズは頻繁に起こっている。たぶんオイカワだろう。強風のため何にライズしているかわからないが周辺にはトビゲラが漂う。1匹捕まえたのでアマゴではありませんがご覧下さい。逃げないようにガムテープに付け500円玉・12番のエルクヘアカディスと比較しました。(アマゴの写真が無く、なんか寂しい)

3月6日
 
今日も行ってきました。5時45分頃ポイントに付くと杉山さんが場所を確保していてくれました。私はこの瞬間をと思いナイトショット付きVTR・TRV10を三脚にセット、ライズがあったポイントに固定し2人でライズを待つことに。タックルは私が5Xのリーダーに12番のホワイトウルフもどき、杉山さんが6Xのリーダーに12〜14番のカディスタイプ、互いにティペットは使わず一発勝負がうかがえる。回りにはヒゲナガが飛んだり水面を泳いだりしはじめた。しかし、ライズがこない。どちらかとなく「でないねー」「昨日はもっと遅かったよ」と言いながら水面を見つめるが、アマゴのライズは今日は無し。私が15cmのオイカワ、杉山さんが25cmくらいのウグイを釣ったところで「また明日にしよう」となりました。挑戦はまだまだつづきます。

考察:この時期、日中のフライに対する反応は掲示板へのレポート通り11時から14時をはずすとほとんど反応がありません。しかし、これだけ日中暖かいと夕方ヒゲナガが羽化し、日没前それに対し日中出てこないような大型がライズしてくるのではないでしょうか。(素人考えですのでご意見お願いします)

3月5日
 
8時30分黒岩さんの到着を待ち住民交流センターに向かう。「狩野川倶楽部」「ユーリカ」「トラウト・フォーラム」主催の大見川河川清掃に初参加。黒岩さんの三浦市をはじめ、掛川、焼津、森町など遠くからも参加者があり本当にありがたく思いました。今回で7回目を数えるそうですが、私も毎年の恒例行事にしていきたいと思います。河川のゴミの状態については、小川橋周辺を行いましたが相当のゴミが堤防に引っかかっていたり、アシに引っかかっていたりしました。空き缶や弁当のカスといった不燃物や燃えるゴミが全体でトラック1杯分ぐらい収集できました。幸いなことに私たちのところでは釣り具の類はありませんでした。これから小川橋周辺など花見の季節になりますので、より一層ゴミの持ち帰り等注意して欲しいと思いました。釣り人は釣り人なりのマナーを守って環境を保持していきましょう。

 清掃後はシェフ山本さん?による豚汁パーティーがありました。とても美味しくいただきました。豚汁で元気を付けてそれぞれが好きな場所に釣りに出かけました。
 私と黒岩さんは11時過ぎに冷川に入りました。途中浄水センター周辺、IC下あたりは多くのFFが入っていたためその上に入りました。ここで1時間ほど行い黒岩さんが5匹釣ることが出来ました。私はオイカワ1匹でした。
 その後杉山さんと合流し、本流の様子を見ながらポイントを探しましたが日曜日でもありどこもFFでいっぱいでした。そのため菅引川の上流部に入りましたが、昨年までなら必ず反応があったポイントでも何の反応もなく、また水も澄んでいるんですが独特の輝きが無く魚がいる気配がありませんでした。結局2時過ぎに下流に向かったところ、菅引川と地蔵堂川の合流近辺にはすでに釣り人は居ず押切橋から橋の下を見たところアマゴの姿を発見したため3人で入りました。私が地蔵堂川、黒岩さんが合流点、杉山さんが押切橋上流、結果は黒岩さんがニンフとドライで1匹ずつ、私と杉山さんがボでした。しかしこの周辺は魚影が濃く、それぞれが多くのアマゴを確認しているんですが掲示板で報告されているように時間帯をはずしたためまったく反応がありませんでした。

 4時半過ぎに別のポイントに入りました。3人で1時間近くロッドを振りましたがオイカワ・カワムツの当たりのみ、1度だけアマゴのライズがあったがフライは無視された。結局3人が川岸でFFについて語っていたところ、時間にして6時ちょっと前か、杉山さんが「あーっ」と声を上げ「大きい」と一言、3人で背を縮めアシの間から様子を見ていると何度となく大きなライズ。「バシャ」というか「ザブン」「ドボン」というか大きな魚体も水面から出ているではありませんか。回りには10〜12番位の虫が飛んだり流下したり、そこで大きなフライでいこうとなった時、2人は大きなフライを用意してないとのこと、私はたまたま胸のパッチに去年使った12番のエルクヘアカディスが...2人の厚意を受け私が挑戦、見守られる中を何投目かで「バシャッ」「きた」ロッドがしなったところで私の「あ〜」完全にフッキングできずに幻となってしまいました。黒岩さんと杉山さんにはチャンスをいただきありがとうございました。3人で約束をしました。アイツをHPの表紙に飾ろう。期待していて下さい。

3月4日
 昼頃より雨がぱらつくが水量に影響する雨ではない。2時過ぎより川の様子を見ながらポイントを探すが、主立ったポイントにはすでに多くのフライフィッシャーが入っている。結局、梅木橋上流の昨年まで実績のある堰堤にはいるが、渇水のため大きな水たまり状態にある。それでも一番流れのあるポイントにCDCガガンボを流すと2回ほどアタックがあるがフッキングには至らなかった。その後、堰堤を上り新橋方面に向かうがまったく反応無し、このあたりは昨夏友釣りで良型の鮎とアマゴが掛かったポイントでもある。3時半頃まで挑戦したが反応が無いため帰宅。
 4時過ぎ、自宅に森村さんが突然の訪問、森村さんも川の様子を見ながら地蔵堂川に入ったようでニジマスが釣れたところで帰ってきたようでした。2人で神代の湯に入りに行き5日の大見川清掃のことや、フライフィッシングのお話を聞くことが出来ました。
 

そして、神奈川県から訪れた喜久川さんより釣行メールをいただきました。
”本日、行って参りました。大見川へ・・・・
三枝商店さんに立ち寄りましたが、時間が遅れてしまい三枝さんとお会いできず残念でした。
次回の釣行と時は是非お会いしたいと思っております。さて、大見川初釣行は冷川に入りました。PM8:00頃から・・・
場所は、冷川IC下の??橋から上流部のプールです。橋からプールを見てみるとすでにライズしていました。
但し、オイカワかカワムツらしきライズでした。10分程橋上からプールを眺めていると、葦際と石の脇でそれらしいライズが始まりました。
ガガンボがちらほらハッチしていたので、CDCのガガンボパターンの18番を結び、石の脇へキャストすると何と1投目にフライにライズがあり幸運22cmのアマゴがヒットしました。結局このプールにてその後16〜18cmのアマゴを4匹GETできました。オイカワorカワムツも多かったです。フライは18番のCDCガガンボです。”

喜久川さんありがとうございました。次も元気に大見川を訪れてくれることお待ちしています。今度はお会いできると思います。

3月3日

 今年の解禁は、年川の好鱗に藤岡さん、カジさん、鈴木さん、稲葉さん、大川さん私の6人が4時に集合してオフ会と称して午後4時に集合、結果は掲示板にも書きましたがボウズということになってしまいました。
 集合の前に漁協の養殖池に様子を聞きに行ったところ監視員の西原さんがいて、少し話を聞きました。
解禁日の大見川水系、梅木橋より上流には140〜150人が入渓、特に本流の新橋周辺が多く、冷川水系は入渓者が少ないということでした。釣況の方、特に良かったのは餌釣りで筏場上流域で2人組が良型を23〜4本釣っていたそうです。また、掲示板にも三平さんのレポートもありますので参考にして下さい。
 さて、3日も5時過ぎに好鱗に行ってきました。結果はカワムツ1匹でした。今日はsugiさんがレポートを掲示板に書き込んでくれました。11時〜14時の間に2桁という結果、まことにうらやましいと思います。
 今日釣っていて、前回と同じでライズがっまたく無し、この時期イブニングにはまだ早いかなと考えていたところ、sugiさんの書き込みがあったので、やはり日中にライズを探すのが基本なのでしょうか?週末頑張ります。
 狩野川水系全体に渇水状況が続いています。

餌で挑戦したカジさん伊東から来ていただいた大川さん、鈴木さん

 

2月24日

 さて、掲示板にもありますが今年の冷川は持越橋の橋桁のところを工事していて、その泥水が下流に流れてしまうような状況にあります。夕方の工事後と雨が降ったりし増水したときにひどいようです。今日の夕方見に行ってきましたので写真を載せますが予想以上に濁りが出ていて、ショックを受けました。持越橋下流から梅木橋上の合流点までの濁りと、梅木橋下のプールは冷川側が濁り、本流側が濁りなしといったところです。持越橋より下に放流された魚は濁りと共に下って本流との合流の濁りのないところにかたまっているのでしょうか。
 他の河川については、2月19日(土)に見回ったところ、重機が入ったり工事らしいものは見あたりませんでした。筏場では良型が元気にライズもしていました。時間がとれたら川の様子報告します。なお、大見川の風景は昨年の写真のままですが、昨年は特に大きな水も出なかったため流れも変わっていないと思います。ただし、そのために葦が元気に育ってしまい、昨年よりも枯れた葦が多くあります。水量も少な目です。

 


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