今日の短歌NO.3
 わたしの歌歴(後藤人徳)
 昭和59年「賀茂短歌会」入会。現在編集発行人。
  歌集:「母胎」、「祈り」「わが家の天使」(3月出版予定)

以下に紹介します作品は、作ったばかりのものをそのまま書いています。推敲の手があまり入っていません。未完成の部分が多々あると思いますが、参考にしてもらえれば幸いです。...作者より
この先は楽観論に基いて生きゆくことを始めんとする

短歌は、三十一音からなる小さな世界です。その中に自分の思いを込めます。ですから、時間はなかなか織り込めない。今の一瞬、一瞬を歌うしかないのではないでしょうか。そう思います。また、そのように作っています。

短歌鑑賞:小島ゆかり

平成20年今日の短歌NO.3 平成21年今日の短歌NO.1 平成21年今日の短歌NO.2


9月30日(水)

まだ少し風邪気味なればのんびりと今日一日を過さんと思う

薬だけでは治らない時間かけゆっくり風邪と付き合わんとす

寝ていればいいのだけれど起きたればはや鼻みずが止まらないんだ

彼岸花衰(おとろ)えたるを待ちしごとむくげの花もしおれてしまう

彼岸花すっかり枯れて両側に並んでいたり道を歩けば

雨が降り大根の芽が出てきたりわれにも自然の力がほしい

今晩も一雨降ってくれないか夕ぐれの空見上げていたり

9月29日(火)

熱下がり咳も治まりようやくに風邪よ退散してくれたるか

まだ暗き庭にほそほそ頼りなく鳴く虫の音(ね)を目覚め聞きおり

早寝すれば早く目覚めるは自然なり熱の下がりし身を横たえる

一日に五首の歌詠む自らに課したることも出来ず眠るか

早朝の寝床の中であれこれと思い巡らし五首の歌詠む

ようやくに鶏の声聞え来て今日一日が始まらんとす

9月28日(月)

裏山に猿の大群巡り来てわが家の畑の物色をする

コスモスが乱れ咲いてる遠くには亡き人々の姿が見える

大根の種にいろいろ種類ありおでん娘というのを買わんか

彼岸花枯れたる姿をしみじみと見る年令にわれはなりたり

自信なき時のことなり自販機に当りのマークがペカペカともる

9月27日(日)

鼻みずをながす子供を連れ帰るそういうわれも風邪をひいてる

風邪薬飲みたることを忘れおり運転中に眠くてならぬ

朝寒く昼は猛暑となる気候体調崩すわれも子供も

少年のころから好きでおりおりに美空ひばりの曲になぐさむ

今日一日(ひとひ)たまには寝てもいいだろう風邪も神より賜わりしもの

9月26日(土)

大根の双葉に朝の水をやり夕ぐれにやりはげましている

側面を側面を突く磋牙司小兵なれども勝ち越しをする

周期的憂鬱症となる性(さが)に美空ひばりの歌を聞かせる

「恋人よ」鼻にかかった歌い方五輪真弓が「♪そばァ…にいてよ♪」と

風邪なのか喉が痛いし熱っぽいこのまま今日は眠らんとする

9月25日(金)

暑いなあ秋というのにあついなあなんだ三十度もあるじゃないか

昨年のこぼれた種で育ちたる鶏頭の花わが丈(たけ)越える

ピラミッド奈良の大仏わたくしはここに政治の原点を見る

病院でもらった眠剤一粒を今夜は飲んで母は眠らん

青い海コバルトブルーの青い海カラーの夢を昨晩は見る

あ!虹と妻が言ったりにこにこと和尚さんが木に水を撒いてる

窓ごしの三日月見上げ虫の音(ね)を聞いているんだすっかり秋だ

9月24日(木)

政権を取ったばかりの民主党総論ばかりで各論がない

CO2(シーオーツー)25%削減はほんとに国民総意であるか

密約があっても所詮過去のことそれを変更することは不可

身内にも厳しく批判出来てこそ他党に対し対抗出来る

孤独という病気があってなにもかも自分一人と思う症状

自殺という病気があってなにもかも自分に向けて破滅してゆく

離婚という病気があってなにもかも相手のせいにして別れゆく

9月23日(水)

正直にいってあんまり見てないがクレヨンしんちゃん作者の事故死

自由あり無駄ありの世かしんちゃんが生き生きとして生きる世界は

しんちゃんの自由を奪う世となるか政権交代と原作者の死

無茶苦茶でだけど伸び伸び自由なりしんちゃんの家こわしちゃならぬ

純粋な心に触れる幸(さち)をもつこの障害の子らと会うとき

赤あかと緑の原に咲き狂う彼岸の花は悲しむごとく

なんとなくマンネリとなってしまったか心入れかえ掃除などする

この齢(とし)で新人賞もないものと思うが気持はいつも新鮮

録画した「おくりびと」など見ようかと思いつつ今日も見ないで眠る

ことさらに歌にしょうと思わぬが五七五…と形ととのう

9月22日(火)

風邪引きて施設を帰り来たる子よ今夜は静かに眠っておくれ

丈高(たけたか)く枝の伸びたるバラの木にひとつ咲きたる花を見上げる

  若きらが思う存分意見言うこれこそ自由民主党なり

闇深き正体不明の民主党直感的なわたしの感じ

党内でどんな意見が交わされているか分からぬ党民主党

貧しさも笑い飛ばした昔日(せきじつ)の日本人(にっぽんじん)はどこに行きしや

9月21日(月)

境内の百日紅の息長し枝一面に紅(べに)の花咲く

鬼となれ赤鬼となれ世直しの党出直しの赤鬼となれ

離れ住む母の具合はいかなるやサトウハチロー詩集「おかあさん」

わが庭に一本咲いた彼岸花ひかり浴びおり寂しきほどに

大きなる家持つことがよきことと小さな頃は思いていたり

9月20日(日)

雨の降るの予報のもとに種撒くそのまま降らず朝となりたり

わが庭に一本ありてバラの木が春咲き夏咲き秋にまた咲く

熱出(い)でて施設を帰り来(きた)る子よ髭長く伸び細りたる顎(あご)

蜆(しじみ)蝶たくさん集め茶の花が静かに花の盛り迎える

蝉の声いつしか止みし境内の昼をほそほそ蟋蟀(こおろぎ)の声

9月19日(土)

  まっしぐら翔天狼の体当たりまさかまさかの白鵬敗れる

 コスモスの花は可憐に揺らげども根は強靭に地に張りている

演技とは意識しないでしているか天才なんだ酒井法子は

かたまりて咲く彼岸花一本が少し離れてぽつりと咲けり

喝采(かっさい)という言葉あり畦道の両側に並び彼岸花咲く

喝采というはこのこと両側に彼岸花咲く道を歩けり

9月18日(金)

監獄をむしろ天国と思うほど薬(やく)に溺れし日日でありしか

深々と涙を浮かべ侘びをする酒井法子の化粧なき顔

不思議だね田中美絵子は憎めるが酒井法子は憎めないんだ

病院に母を連れ来て延々と四時間余り待たされている

予約者が次からつぎとやって来てなかなか母の番にはならず

「稽古してなんぼの世界、関取は勝ち負けよりも稽古だ」と言う

9月17日(木)

清楚なる韮(にら)の小花(こばな)を囲みおり猛々(たけだけ)しく咲く彼岸の花が

世の流れ時の流れに乗れぬ奴友らはわれを評するらんか

若きより革新の道歩み来て土壇場でわれは保守を選びぬ

子供手当だけで生活成り立たぬ仕事まず先景気まず先

税金を多く納める金持ちや大企業のこと忘れるなかれ

ようやくに労働貴族が大臣となりて表にその顔を出す

9月16日(水)

開国を成し遂げたるは伊豆の地の地力にあると秘かに思う

荒草(あらくさ)の中にか細い首伸ばし白く小いさな花咲かす韮(にら)

ひっそりと小さな花をさかせてる韮に止まれる蜆蝶あり

つつましきもののひとつと思うなり白く群れ咲く韮の小花は

彼岸花あまた咲けどもその花に蜆蝶さえ止まることなし

休耕の荒れたる田畑(たはた)草原(くさはら)に群れて赤々彼岸花咲く

ボウフラの子より小さな目高の子その存在を示し泳げり

海の幸(さち)山の幸こそ日本の日本人の求めきたもの

水俣の手足曲れる子の写真時々見ては戒(いまし)めている

手も足も曲れるままぞ水俣の少年が風呂に入れられている

9月15日(火)

蔕虫(へたむし)にすべてやられてしまうのかあまたなりたる今年の柿よ

打たれても打たれてもなお咲くものぞ季(とき)をたがわぬ曼珠沙華の花

休業のホテルが今日も灯(あかり)消し黒き小山のごとく聳える

イチローに遠く及ばぬ業(ぎょう)なれど日々のブログの更新をする

鶏頭の花は鋭しヤリ形もヘラ形も皆赤き色して

虫の音(ね)がわれの心をなぐさめる秋になりたりしみじみと知る

「♪希望という名のあなたを訪ねて…♪」は四十年も前の歌です

9月14日(月)

コンクリの継ぎ目より出(い)で一本の鶏頭の花その赤き花

夕日背に長く伸びたる影法師手をつなぎ行くわれと子の影

われの手を強く握りれり夕日受け二十五歳の子の長き影

トイレの鍵かけないように教えたが掛けてしまって子が出られない

天皇がなき日本は他国より知恵を授かるだけの国なり

天皇があって日本が日本なり天皇なくてなんの日本ぞ

天皇は農耕民族日本(にっぽん)の平和国家の象徴である

9月13日(日)

数だけの問題でなく結局はその内容が問われるだろう

常識の尊さ平凡の尊さをしみじみ思う齢(よわい)となるか

肌寒い急に季節が早回りしているように雨が降ってる

柿の葉に留(とど)まりていた雨つぶが輝きながら地に落ちてゆく

平凡ないとなみなれど雨つぶがひとつひとつと枝を離るる

常識な凡人なれば流れには逆らえません流されてゆく

黄の色にそまる稲田よ日本の日本人のたましいぞこれ

彼岸花咲くとにわかに思い出す9・11ビルの崩壊

雨粒を花弁に留め彼岸花なみだのごとく妖しく光る

平凡な眼(まなこ)持つ身は彼岸花その妖しさに打ち負かさるる

鶏頭の花をしみじみ見ておれば涙ぐましきその花びらよ

9月12日(土)

海の幸(さち)山の幸こそ政治なりスピリチュアルもオカルトもだめ

政治家のチェックをしっかりせにゃならぬ官より悪(あ)しくなり易きなり

目的のためには手段を選ばぬかたとえば田中美絵子の場合

色香だけ一人前か能無しの議員増えゆく民主党あわれ

政党が家業であってはなるまいぞ友愛精神強制をして

友愛は心で独り思うもの他人に強制するものでない

農耕の瑞穂の国の魂は平和を希求する魂(たま)ならん

9月11日(金)

君たちが国民目線というときにすでに上から見下ろしている

困窮の派遣社員や臨時パートどうして彼らの組合がない

天くだりその実体を暴(あば)くよりその原因を正すのがさき

数ばかり気にする今の政党に真の政治家が育つだろうか

楽しみにしていた柿ぞ甘柿ぞまた虫が喰い色付いている

にんじんに水撒きおれば茜(あかね)雲今日も一日無事終りたり

9月10日(木)

民主党平和を希求する党か国家戦略局とはいかが

結局は数の論理か民主主義のこの危(あや)うさをよく見るとよい

テレビでは殺人事件を捜査する番組多しここもこちらも

偽りを真実らしくする世かなCM見つつ溜め息をする

彼岸花秋だ秋だとわが庭に咲き乱れたり赤くかなしく

降りそうでふらない雨よにんじんを蒔きたる畑(はた)に水を撒くなり

9月9日(水)

自民党民主党との違いはね小さな政府自由な社会

自民党まずは自由だ民主党管理に傾き自由少なし

大脱走荒野の七人狼の挽歌などチャールズブロンソン

口ひげでいかつい顔のブロンソン醜男(ぶおとこ)なれど眼(まなこ)優しき

たとえれば南こうせつみたいな顔したチャールズブロンソン

拓郎はいつまでたってもタクロウで恥ずかしがり屋でひ弱な感じ

9月8日(火)

反戦歌花はどこへと行ったのか少女に摘まれ少女は嫁に

反戦歌花はどこへと行ったのか少女は嫁に夫は兵士に

反戦歌花はどこへと行ったのか夫は兵士に兵士は墓に

反戦歌花はどこへと行ったのか兵士は墓に花は墓場に

われわれはいつになったらわかるのか陛下が稲を植える真意を

われわれはいつになったらわかるのか陛下が稲を代々(よよ)植えるのを

われわれはいつになったらわかるのか農耕民族国家日本(にほん)を

われわれはいつになったらわかるのか平和国家日本(にっぽん)のことを

9月7日(月)

心から叫ぶ声なり幼子(おさなご)の母呼ぶ声よああジョンレノン

秋なるも残暑きびしき蝉の声ミンミンミンが耳につくなり

のびのびとむしろ生き生きしてきたり自民党議員野の力得て

桐の木が花咲かせんと青空にあまたつぼみをつけて伸びたり

西空に今日の満月輝けり宇宙は全てを丸くするのだ

9月6日(日)

民主主義あやうき器あるときは毒を盛られることもあるかも

結局は貧しきものから一票を甘い言葉で集めてるのか

天皇は農耕民族日本の平和国家の象徴なんだ

社会主義思想だけでは平和へは到着しないああ社民党

社民党天皇陛下を仰ぐんだ日本の平和の道はそこから

日本(にっぽん)の国家のことが分からずに右往左往(うおうさおう)をしている政治

寺の庭掃き清められ静かなり今ひぐらしが鳴き始めたり

9月5日(土)

浪花節と恥じたる昔今の世はその浪曲を知らぬ若者

われわれは農耕民族日本の象徴なりし天皇陛下

宮中の新嘗祭(にいなめさい)の献上米(けんじょうまい)母の故郷の米が選ばる

われわれは農耕民族強奪をする騎馬民族にてはありえぬ

母の父田に馬追いて泥跳ねて顔も体も真黒だった

9月4日(金)

空事(そらごと)と思えど森の石松の純な心を愛するわれは

いつまでもフォーク・ロックじゃないだろう浪曲もよし和讃(わさん)またよし

ちっぽけな目高の子たち懸命に尾をふりながら泳いでいるよ

民主党その実体が分からないまずは自分をガラス張りにせよ

民民と国を忘れた民主党どうして世界に通用するや

民に向き国の意識のない党が何を根拠に外交するや

木の上に虫もすむらし夕ぐれの秋虫の声頭上(ずじょう)に聞ゆ

9月3日(木)

票集めの天才というは誉め言葉か田中角栄も小沢一郎も

票減らす小泉改革必ずやその正しさが証明されん

改革に痛み伴う痛みなき改革ならば国ぞ壊(こわ)れん

一面に妖しく彼岸花の咲くかくのごとくに民主党勝つ

皇室をまずは愛さん日本の日本人の源(みなもと)として

皇室のなき日本の恐ろしやただの亡者(もうじゃ)の集団ならん

9月2日(水)

本当に国を愛して故郷を愛する党に自民党なれ

国民は国の民(たみ)なり日本(にっぽん)の国に誇りを持つ民であれ

忘れるな日本(にほん)守りし先人(せんじん)をその上にわが自民党あれ

民主党安心をせよ失敗をしても後(うしろ)に自民党おり

9月1日(火)

吹き荒れし選挙終りて台風も去りたるごとく外を見ている

短歌など作っておっていいのかと自民大敗の新聞を読む

甘言(かんげん)に弱き国民辛抱が出来ぬ国民そうなるなかれ

今までは反対ばかりしておって政権取ったら協力願う

台風の過ぎたるあとの西空に霧につつまれ日が沈みたり

「人生に疲れた」という藤枝の女子中学生投身自殺

8月31日(月)

おれのようになってみろよと言うごとく真直ぐ伸びる一本の杉

台風が近づくという伊豆の空日が雲を染め静かに沈む

さわやかな朝の空気を吸いながら今日一番に投票に行く

国民と私の心このひらき自民大敗の報道を見る

8月30日(日)

何もかも今の政府のせいにする殺人犯と同じ心理か

赤々とカンナの花が揺れている明日となりたり衆院選挙

勝ち馬に乗らんとしている君たちよ父祖が墓のなかにて泣くぞ

君にもう会えないんだねトンネルの多い伊豆急電車に思う

伊豆多賀の駅を乗り降りした頃は多賀という文字目に入(い)らざりし

東京の空いっぱいに君の顔ほほえむ顔が車窓に見える

内容は覚えておらず若き日の夕焼の空君との議論

一駅を乗り過したる少年が暗き灯の駅に降り立つ

雄鶏(おんどり)も共に高鳴く雌鶏(めんどり)の卵産みたることをしらせて

わが行く手先駆けするか草むらのバッタ飛び立つ前に前にと

母親と二人で行けばよいものを必ずわれの手も強く引く

夕焼けの空を頂く山々がいま蜩の声に満ちたり

不景気が不況がなんだ怒りにも似て夏空を花火爆ぜたり

グロテスクなれども分(ぶん)をわきまえて蜥蜴一族石垣に生きる

朝露に光る草原歩みたりしずくに靴をずぶぬれにして

8月29日(土)

自民党死に物狂いはこの時ぞ国を守らん負けてはならん

今の世の全ての責任押付ける野党のだましに乗ってはならぬ

民主党恥はないのか国民に媚(こ)びへつらって国は守れぬ

国民よ甘い言葉に気をつけろ「国民のため!」「国民のため!」

オレオレの詐欺と同じだ世の中に甘いおいしい話はないんだ

無駄無駄と言ってる奴に気をつけろそいつが一番無駄をする奴

つくづくとわが原点よ浪曲に美空ひばりに三橋美智也に

松下の政経塾の面々よあの世で翁に顔向け出来るや

8月27日(木)

酔うほどにどいつもこいつも気に入らぬ森の石松よい男なり

お互いに核持つことで長年の印パ戦争終りしという

仏教も儒教も超越したるもの日本の国の揺るがぬ力

ラジオから虎造の声聞えくる森の石松よい男なり

虎造の森の石松聞いていてますます酔いがまわってきたり

8月26日(水)

日に向きてあまた花びらひらきおりむくげは酷暑好むごとくに

日本を相手にしない北朝鮮核なきことを蔑(さげす)むごとく

通(つう)ぜぬか核なきことの素晴らしさ北朝鮮には通じないのか

若者よ日本を救うは君たちだ日本を守る党を助けよ

国旗だめ国歌英霊これもだめ日本の国家消すか民主党

日本(にっぽん)をだめにするのは労組と君らもきっと気がつくだろう

オープンを強調するはよけれどもまず民主党自らをせよ

結党の当時と少しも変わらない古い顔ぶれ古い体質

一票の投票権はなけれども見ているだろう英霊たちが

8月25日(火)

力しか信用しない騎馬民族北朝鮮もその一族ぞ

末端は純粋なれど首脳者の人間性が信用出来ぬ

非核化をわれ愛したしキリストのまたガンジーのごとくとなりて

九回の二死より五点返したり日本文理高は敗れたけれど

自民党日本(にほん)の国がかかってる九回二死に五点を返せ

8月24日(月)

日々(ひび)ブログ更新続け3年の目標を今日達成したり

聖書読みキリストをわれ信ずるも日本の国も決して忘れぬ

父親がまた祖父(じい)さんが国のため命落したことを忘れぬ

日本を守れこれこそ第一で根のない国家にしてはならない

ミンミンと山を揺るがす蝉たちよ愚民化政治はしてはならない

ハングリー精神もまた人間を高める力となっているのだ

借金のことのみ言って財産のことは言わない野党の面々

ミンミンがひぐらしの声に変わりたりミンミン鳴くも一時(いっとき)のこと

8月23日(日)

炎天をめげずに歩く子の姿足元に縮む影を引きつつ

五百円硬貨を道に見つけたりひと月前に落としたるもの

信ずとは深く愛する愛すとは深く信ずる神のみ前に

ベルリンの世界陸上銘々が自国の国旗にかけて競えり

銘々が自国の国旗を誇るのに民主党は国旗をなくそうとする

日本の国旗をなくす党なるぞ日本が危ない若者よ立て

8月22日(土)

例年のことではあれどわが庭の百日紅(ひゃくじつこう)ははや色褪せる

孵化(ふか)したるばかりの目高文字どおり目のみ目立ちて体透きたり

雄鶏(おんどり)も共に高鳴く雌鶏の卵産みたることを知らせて

愛すとはすべてを捨てて尽すこと特攻隊の青年のごと

信ずれば死にたる者もよみがえる春のごとくに芽吹き始める

海辺より貝採り持参する友に苦瓜三つ土産と渡す

「日本はどうなるのだろう」民主党圧勝予想の新聞を見る

8月21日(金)

照りつける猛暑の中の延長戦常葉橘明豊高校

延長の十二回戦投げ抜きて敗(やぶ)れるもよし庄司選手よ

拝むごとグランドの土掻き寄せる敗れし常葉橘の選手

選挙カー伊豆の山々走りたり連呼と犬の鳴き声つれて

信じよう何が起こるも信じよう日本国家を日本人(にっぽんじん)を

マスコミが報道すれどわたくしの酒井法子のイメージ消えぬ

ひぐらしが激しく鳴いている夕べ常葉橘今日敗れたり

信ずるは信じられない時なのだ信じよわれを自分自身を

信じよう日本の国を信じよう日本民族その行く末を

残されしわが行く道はただ一つ信じて信じて信じぬくこと

8月20日(木)

椎の木に守られている忠魂碑炎天のなか鎮もりている

わが行く手先駆けせんか草むらのバッタ飛び立つ前へ前へと

現在にその負を残す田中政治民主党となりよみえんとす

田中派の残党ここに集まれり小沢鳩山田中真紀子氏

まず感謝感謝をしよう父母(ちちはは)に今生きているこの生命に

8月19日(水)

民主党国旗を刻み党旗(とうき)とす党旗のために国旗捨てるか

芋の葉にか弱き露の留まりて傾き揺るるたびにころがる

にこにこと媚び売るような目つきして見るに堪えない福島党首

信用が先ず第一だ小沢氏も鳩山氏もわれ信頼をせぬ

「神聖な党旗であれば国旗など切って作るな」鳩山氏言う

神聖な国旗でなくて党旗という鳩山政治ここに現れる

国家など眼中にない民主党党がすべてと言わんばかりに

日本を内から崩(くず)す魂胆(こんたん)か国旗軽視の民主党ども

君たちが崇(あが)める憲法九条も米国あってのものではないのか

米国を敵視蔑視をするならば憲法九条も破棄すればよい

消費税一番納付するものはそれは企業だ大企業なのだ

消費税一番恩恵受けるのはそれは納税しない国民

8月17日(月)

母親と二人で行けばよいものを必ずわれの手も強く引く

夕焼の空を頂く山々がいま蜩(ひぐらし)の声に満ちたり

恩恵を実際受ける低所得者高額納税するは大企業

消費税一番納めるは大企業低所得者は恩恵受ける

消費税一番納めるは大企業共産党よ良く聞きたまえ

あまりにもマクロのことにこだわって国の大局誤るなかれ

なぜもっと仲良く出来ぬ国のため自民も民主もないではないか

8月16日(日)

戦争の幾百万の犠牲者の声かと思う蜩(ひぐらし)の音

夕迫る庭に迎え火焚きておりわが子の霊よ迷わぬように

靖国で会おうと散りし英霊を決してわれらは忘れてならぬ

靖国にいまおわします英霊を別の施設に移すというか

8月15日(土)

わが庭の百日紅の枝にいて法師蝉はや鳴き出しにけり

不景気を吹き飛ばすがにこれでもかこれでもかとて花火はぜたり

不景気が不況がなんだ怒りにも似て夏空を花火はぜたり

国守れ自民を守れこの里の祭りを守れと太鼓響けり

郵政の民営化まだ道半ばご破算にしていいのだろうか

朝顔を小さくしたるペチュニアよ酒井法子の声を聞きたい

連日の批判の嵐麻生首相めげずに真の宰相であれ

麻生首相めげずひるまずなしたまえ思うところを信念を持ち

8月13日(木)

歩まんと力入れれば親指の付け根に突然激痛走る

わが体四六時中を支えおる足なり指なり激痛走る

ゆっくりと散歩するのを楽しみにしているわれの足の激痛

朝夕に酒井法子の更生を祈ることなら私も出来る

われひとり今立ち上げを宣言す「酒井法子を更生さす会」

幾千の酒井法子が苦しんでいるんだこれを救う会あれ

8月12日(水)

台風は避けてくれたり早朝の伊豆を地震が襲いたる間(ま)に

グロテスクなれども分(ぶん)をわきまえて蜥蜴一族石垣に棲む

濁流の色は変れど増水の底の見えない流れがつづく

苦しみの体験を経(へ)て本物の女優に生まれ変われ法子よ

犠牲者だ酒井法子は犠牲者だただ結婚は本人の意志

地震止(や)み台風過ぎた伊豆の空夕焼け空よ酒井法子よ

8月11日(火)

おそろしき神の怒りと思うまで伊豆のわが家(や)は揺れにゆれたり

どしゃぶりの雨を吸いたる百日紅(さるすべり)花重おもと風に揺れいる

日常の中にも必ずひらめきがあるはずであるそれを見つけん

どしゃぶりの雨に濁れる川の水怒れるごとく悲しむごとく

昔見し「酒とバラの日々」アル中に妻をもしたる夫の話

逮捕されむしろ良かった酒井法子逮捕されずに闇にいるより

8月10日(月)

いかばかり家族のために費やしし時がどんどん飛び去ってゆく

時がない時がないないしゃんしゃんと狂いしごとく鳴く蝉の声

朝露に光る草原(くさはら)歩みたり滴(しずく)に靴をずぶ濡れにして

最悪の事態となりし時こそが最良となる入口なんだ

朝顔を小さくしたるペチュニアに酒井法子がダブリて浮ぶ

ひぐらしが時を急(せ)かして鳴き始むそんなに若くもうないんだな

ぽつぽつと話しているか真実をしっかり語り出直すんだよ

雲おおう空はすっかり闇となり昨夜の月は何処(いずこ)にもなし

熱唱のひばりの瞳(ひとみ)ひと粒の「悲しき酒」に涙流るる

8月9日(日)

晴れし今日八月八日隣人の結婚式と横浜に行く

子に孫が孫に曾孫が次々と八月八日末広がりぬ

一身に全て引き受け生きたるや一人は弱しはかなく弱し

刹那的虚構の上の世界にて身をも心もぼろぼろとなる

何がその小さな心を悩まして麻薬なんぞに手を出させしや

結局は奢(おご)りなるべし人間は誰も結局はかなき者ぞ

身を責めて女優の技(わざ)を高めしや大原麗子も酒井法子も

新しき酒井法子が始った今日から真に輝き給え

生きていてほんとによかったこれからだ酒井法子の生まれ変わるは

土曜日の渋滞の道帰り行く結婚式の余韻に酔いて

8月8日(土)

そっとして見守ってくれマスコミよまるでストーカーのごとくじゃないか

悠久の時の流れのなかにあり富士を見下ろす北斗七星

雌(めす)のチャボ鶏舎の隅でおびえてる酒井法子を助けねばならぬ

紫蘇の葉にしがみついたる蝉の殻酒井法子を助けねばならぬ

青空に飛行機ひとつ浮んでる酒井法子を助けねばならぬ

炎天に向きてむくげが咲いている酒井法子を助けねばならぬ

八つ手の葉空に向いて手を伸ばす酒井法子を助けねばならぬ

炎天に激しく啼けり蝉時雨酒井法子を助けねばならぬ

風鈴が風に激しく鳴りており酒井法子を助けねばならぬ

死体にて大原麗子見つけらる酒井法子を助けねばならぬ

8月7日(金)

「子返し」は子を神様に返すこと飢饉の折の子殺しのこと

縄文の土器の分布が日本ぞ北海道から沖縄に至る

税金も払えぬほどの零細の企業のことを君らは知るや

経営の分からぬ者よ1000円の時給決めるが逆の効果ぞ


影差せばおびえ散りたりわが家の瓶に育てる目高の子供

8月6日(木)

農耕の民族として誇り持て育てることを第一として

革命と言い改革というけれど何かが国に欠けていないか

力しか頼れるものはないんだよ騎馬民族も北朝鮮も

世渡りは下手でいいんだ格好や姿の良さで生きる気はない

お願いをするはむしろ我々だよき世の中にしてほしいのだ

七年を地中に耐えたる蝉なるに殻のままにて蟻に引かるる

夕菅の花の命は短くて黒潮荒るる海に向きたつ

8月5日(水)

木陰にはどこよりか風吹きて来てわれのこころを新しくする

木々の葉をゆりうごかせる風が今われの心を揺さぶりている

蝉去りて静かになれる庭の木を揺すれる風がわれをつつめり

激しくもその白き花咲かせいるむくげいとしき人恋うるほど

国家観倫理観なき政党の勢力増して犯罪増える

納付せぬものは給付を受けられぬ当然これが根本原理

8月4日(火)

ようやくにわが家の庭に百日紅そのちぢれたる花びら開く

ようやくに育ちし芋をキジが来て食い荒しおり夜盗のごとく

片時も懐中電灯手放さぬわが子よ光を求めているか

ようやくに梅雨があけたり朝(あした)より梅の小枝に鳴けるうぐいす

下に立て理解するには下に立てそうかunderstandなのか

新しくすることこそが最大の無駄なことだとわたしは思う

8月3日(月)

鉄骨に止まりカラスが鳴きており露(あらわ)となれりビニールハウス

朝(あした)より降りだし雨は流れたり婆沙羅峠(ばさらとうげ)の道を覆いて

雨音を聞きつつ車に眠りおり昨夜ほとんど眠らざりし子

屋根のある駐車場にてしばらくはラジオ聞きつつ休んでいたり

結局は自分自身を変えること養老氏「脳と健康」語る

8月2日(日)

早朝の散歩の道に見つけたり鳴き尽くしたる蝉の亡骸

炎天をむしろ喜ぶごとくして赤きカンナの花びらゆるる

何もかも腹におさめしごとくしてひと山聳(そび)える蝉を鳴かせて

長雨に打たれ黄色に色つきし枝垂れ桜の葉が散り急ぐ

梅雨明けとまごうばかりに晴れわたり木々が光を返しかがやく

秋風とまごうばかりの風が吹き穂の出初じめる稲を揺(ゆ)りゆく

冬に咲き夏の日差しのなかもいまめげずに咲けり庭隅のばら

何ゆえの変異か知らぬが緑なす楓(かえで)のなかに赤き葉ひとつ

桐の木にいつの間にやら葉が繁り夏の日差しをさえぎりくれる

神様が歌を作ってくれるんだわたし自身は無心となろう

8月1日(土)

わが前を歩みし老婆突然に鳥居の前に止まりお辞儀す

見送りの人々囲む沿道を警笛長く鳴らし去りたり

霊柩車去りたるあとに戻りくる激しく蝉の鳴き立てる声

十八の墓石(はかいし)並び静かなり蝉時雨降る山のふところ