KAZU中西のアメリカ武者修行
はじめに
ある日友人の結婚披露宴に出席した時、カリフォルニアに留学している友人と再会する。結婚、離婚を経て長年勤めていた(株)ファミリーマートを辞める事となっていたのも重なり、 新しい何かを求めていた俺は彼との会話の中から、アメリカツーリングを思いついた。大陸横断なんて当たり前過ぎるので、北米を1周してみよう。 相棒は慣れ親しんできたKawasakiの単車がいい。現地で購入したこの車両は、1周後日本に持ち帰る予定だ。それじゃあ行ってみようか。
渡米前に用意した物
- お金
これが無くては始まらない。
今回は単車を購入するので200万円を用意した。 - クレジットカード
アメリカはカード社会なので、これがあると無いでは信用度が全く違う。
使わなくても、2枚くらい持っていこう。VISAやAmericanExpressがお勧め。 - パスポート
これが無いと日本から出られません(笑)。
アメリカではタバコや酒を買う時も必要になる。 - 国際運転免許
これが無いとレンタカーにも乗れません。
日本で使っている免許証も必要なので忘れずに。 - カメラ
自分の記念撮影用。普段使っているものでOK。デジカメは便利だ。 - ライディングギア
ヘルメット、グローブ、ブーツ、サングラスは必需品。
その他は自分のスタイルで選んで欲しい。 - 小さな英和辞書
これがいざというとき役に立つ。本当だぜぃ。
以上が最低限必要と思われる物。
更に余裕がある人は・・・
- ノートパソコン
今回これの働きは偉大だった。目的地や天候の状況検索に威力を発揮した。お勧めだ。
- メモ帳
これもちょっとした旅の想い出を書くのに役立つ。道を尋ねるときにも威力を発揮。
- 地図
アメリカに行ってから購入してもいいが、各州の名前と位置関係は事前に知っておいた方が良い。俺はRand McNally Road Atlasを使った。
ここまで用意できれば、もう向かう所敵なし。
単車で走る上で知っておきたい情報
- 歩行者は何においても最優先である。これは日本よりも徹底しているので、要注意。
- アメリカは右側通行である。慣れるまではスーパーマーケットの駐車場で練習するべし。
- 基本的に信号は赤でも右折可能。但し、補助表示でNo Turn On Redと書いてあったら駄目。
- 少し田舎や街中の路地には4Way Stopの標識がある。これは一時停止後、先入車優先で発進できるシステム。ちなみに踏み切りは一時停止義務は無い。
- 路上駐車は縁せきにペイントしていない所は止める事が出来る。但し、その場にある標識の指示には従おう。
(色が付いている所は止めないのが無難) - その他の駐車に関しては、歩道に乗り上げ駐車は駄目。身体障害者エリアに停めると重罪。消火栓や車庫の出入り口付近も駄目。MotorCycleは日本のように気軽な乗り物ではない。
- 他の単車乗りとすれ違う時は、腕を水平に出してサムアップしたり(元気があるとき)斜め下に腕をのばし手のひらを広げたり(調子はまあまあ)とハンドサインを気軽に出してみよう。
- アメリカ中西部や南部は熱風が吹きつける事があるので、要注意。結構凄いよ。サンダーストームの中は走らない事が無難な判断だ。(アメリカ東部に多い)
- ガソリンの給油は基本的にセルフサービス。Pay Firstと書いてあったら、先にキャッシャーでDeposit(カネを預ける)して、自分の使いたいポンプナンバーを伝える。このシステムは治安の良くない所や、California州に多い。 給油後はキャッシャーにお釣りを貰いに行く。やってみれば以外に簡単だ。
宿泊関係
- テントを使う人は、キャンプエリアで。道路に標識が出ているので参考にしてほしい。国立公園内に良くあるが、獣には気をつけよう。(熊、ピューマ、ガラガラヘビ、毒蜘蛛、殺人蜂、蠍等)
- モーテルを使う人は、基本的に予約無しでも泊まれるので気軽に利用しよう。日本の「ラブHOTEL」とは全く別物なので念のため。部屋はカネを出すほどいい部屋になる。30ドル以下のモーテルはとても眠れる気がしない所が多い。
- レストランでも共通の事だが、アメリカはチップの社会だ。モーテルなら2ドルくらい。レストランは食事代の10〜15%が相場だ。日本では無い習慣なので忘れずに。
この位の予備知識があればアメリカツーリングは余裕でしょう。(笑)
それでは、Have a nice Trip!!