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今日の短歌NO.6
 わたしの歌歴(後藤人徳)
 昭和59年「賀茂短歌会」入会。現在編集発行人。
  歌集:「母胎」、「祈り」「わが家の天使」(3月出版予定)

以下に紹介します作品は、作ったばかりのものをそのまま書いています。推敲の手があまり入っていません。未完成の部分が多々あると思いますが、参考にしてもらえれば幸いです。...作者より
この先は楽観論に基いて生きゆくことを始めんとする

短歌は、三十一音からなる小さな世界です。その中に自分の思いを込めます。ですから、時間はなかなか織り込めない。今の一瞬、一瞬を歌うしかないのではないでしょうか。そう思います。また、そのように作っています。

平成20年今日の短歌NO.3 平成21年今日の短歌NO.1 平成21年今日の短歌NO.2 平成21年今日の短歌NO.3

 平成21年今日の短歌NO.4 平成22年今日の短歌NO.1 平成22年今日の短歌NO.2 平成22年今日の短歌NO.3

短歌と私:高野公彦 田井安曇 五島美代子 五島 茂 岡野弘彦 田谷 鋭 塚本邦雄 土岐善麿 福島泰樹 前 登志夫 前川佐美雄 安永蕗子

短歌鑑賞:石川啄木(1) 大野誠夫 塚本邦雄 岡井 隆 前田夕暮 上田三四二(1) 上田三四二(2) 宮 柊二 斎藤茂吉(1) 斎藤茂吉(2) 

斎藤茂吉(3)

短歌鑑賞(発見ということ)(1)


11月30日(火)参考:日々の気持ちを短歌に(ブログ)

墓石のうしろにありて派手やかなハゼの紅葉(もみじ)葉散り始めたり

大相撲終りし朝のさみしさよ退職をしてことに身に沁む

陸上の四百メートルリレーでは棒立ちだった福島選手

日本はチームプレーに徹しようそれが必ず勝利に通ず

おのれへの批判を結局他の人の批判とするかわれの性癖

11月29日(月)

幸福の黄色いハンカチ輝いていちょういっきに風にそよげり

晴れわたる空に半月浮びいるかすか笑いを帯びるかたちに

骨組みのままに残れる稲掛けがおだやかにして影をおとせり

ひよどりはまだ食べ物があるらしい南天の実がすずなりのまま

黄に赤に色づいているもみじ葉をようしゃもあらず吹き付ける風

池の面(も)をはげしくたたく風ありて鯉は巌に身をひそめおり

11月28日(日)

銘々が単車に乗りて疾駆する君らの道は危うくないか

雄雌(おすめす)の銀杏色づき並びいて雄(お)いちょうの葉はすでに散りおり

その紅き花びらあまた散り敷きて根方燃え立つ山茶花の花

目立たぬを美学とするか枇杷の花殻よりのぞく小さき白色

突然に歌友(とも)倒れしと電話あり八十歳はとうに越えおり

施設より息子帰りて今日明日活気溢れて過ぎゆくならん

11月27日(土)

幾筋も雲重なれば西空が波打つごとく夕焼けている

戦争は遠き世界と思いしに霧が晴れれば砲弾の痕(あと)

無力なる自分をこれほど感じるはなかりしことぞただ祈るのみ

犯したる罪を罪とは分からないこの世における最悪の罪

許すこと許されるため許すこと聖書の教え守らんとする

11月26日(金)

気になるは国家公安委員長山崎トミ子氏の女学生ルック

返り咲き期待をしたが磋牙司とうとう四敗となってしまえり

立会いはよかったけれど高見盛おしいところで押し出されたり

韓国はやはりすごいな金メダル日本は35個負けている

放映は目立たぬアジア大会が毎日静かに進行している

このままで今活き活きと生きているイエスキリスト命の泉

11月25日(木)

もみじする山を映すがごとくにもあかねの色に染まる西空

いかんともしがたい大きな問題も腰痛こらえ向わにゃならぬ

背を向けた魁皇が勝つ背を押した豪風勝手に転んでしまう

戦争は遠い世界と思いしに北朝鮮の砲撃の報

苦しさを歌い飛ばさんそれでこそ日本人の歌人魂

うつ伏せにしばらくおれば耐えきれぬ腰の痛みがうすらいてゆく

11月24日(水)

葉を落し木蓮の木は静かなり復活を期ししばし眠らん

韓国と北朝鮮が不穏なり日本政府の対策いかに

韓国のヨンピョン島を砲撃し北朝鮮は何考える

菅さんもほんとに腹を据えないと日本国家の存亡かかる

日本国存亡の折自民とか民主とかいう余裕ないんだ

日本国野党与党の区別なく一丸となり国を守ろう

11月23日(火)

知らぬ間に木蓮の葉は散りておりつんと尖りし蕾ばかりに

腰痛をだましだまして運転しなんとか白浜歌会に出る

腰痛をこらえきれねば歌会の畳の部屋に椅子を求める

歌会の話に夢中になりしゆえ腰痛のことしばし忘れる

久々の雨になりたり畑には野菜が喜び育ちておらん

11月22日(月)

七時には早や陽の当たる対岸を霜置く今日はしみじみ眺む

朝の日を受けて輝く忠魂碑いま椎の実が落ちてころがる

葉隠れに小さなその花咲かせおり八つ手の大きな葉に光射す

星野氏は山口県の生まれなり山頭火のこといかに思うや

山頭火藤原秀行嫌いだよなんでそんなに酒を飲むのか

枯れること出来ぬ苦しみ酒により麻痺させるしかないんだきっと

11月21日(日)

日中はぽかぽか小春日和なりこんなところにたんぽぽが咲く

棘よろい他を寄せつけぬ薊草その紫の花をさびしむ

その力尽くし果てんとするごとく山の入り日がわが目を射たり

ジャガイモを二キロ付けるの広告に妻は地デジのテレビ買いたり

今月も半ば過ぎたり霜月とまさにいうべき初霜に遭う

その花を小さな花を守らんと八つ手大きな葉を開きおり

11月19日(金)

花々に飾られてゆく勝ちゃんの五十一歳まだ若い顔

霊柩車ににお疲れさまとそっと言うほんとは勝ちゃーん叫びたいんだ

奥さんが棺の前でありがとうございましたと嗚咽して言う

腰痛は忘れたころにやってくるそんな言葉の浮ぶ腰痛

今日の日も無事になんとかすごしたと仰ぎ見ている今日の夕焼

黒雲の覆う西空埋み火のごとくに小さき朱の色のぞく

11月18日(木)

勝ちゃんの葬儀に行くと下田より愛知の名和に出かけんとする

雲間より朝の光の射し込めば海ひとところ金とかがやく

なんとなく手持ちぶさたに見る車窓やけに竹群ばかり目に入る

崩れ泣く妻子のそばに行きたれど声を掛け得ず帰り来りぬ

雲抑え冠雪の富士高々と聳えていたりこれぞ富士山

11月17日(水)

白鵬も高見盛も今日は勝ちなにやらこころ安けくなりぬ

松平健氏の妻の自殺の報驚きをもちわれも見ている

突然と言えば従兄弟の勝ちゃんよ亡くなりしなり五十一歳

高校の二年と三年叔母さんのところに下宿して通いたり

叔母さんの料理のチキンライスなどわれのもっとも好みしメニュー

高校の二年の時に生れたるその勝ちゃんが亡くなったのか

叔母さんもいまなくその子勝ちゃんもなくなったのか五十一歳で

11月16日(火)

曇たる空を茜に染め暮れる今日もとうとう雨降らず過ぐ

白鵬がとうとう負けてしまいたり歴史に残る今日のこの日よ

連勝の数双葉山谷風につづき白鵬ということになる

どんなこと起こるも明るき歌作る歌人魂というほかはない

11月15日(月)

諸鳥の声かしましき山の駅朝の空気が響き渡れり

歌会が沼津にあれば日曜の朝早くから電車に乗れり

なつかしき人にも会えて歌会の盛り上がりたり今日の歌会

寒かろと厚着していき上着脱ぎ結局それで壇上に上がる

もう少し理路整然と説明をしたかったのだが出来なかった

歌会が終れば親睦会に出ず一目散に家に帰れり

11月14日(日)

ま昼ごろ黄砂舞いきてわが庭の落葉のうえにうすくつもれり

風止みて黄砂落着く山の端(は)のあわくそまりて夕ぐれんとす

夕闇のせまる西空ぼんやりと黄砂のなかに月うかびおり

施設より帰るを誘い散歩する明日(あす)は用事でお前と過ごせぬ

買物とビデオショップと忙しい明日は用事でお前と過ごせぬ

髪あらい鬚そりてやる短歌会あれば明日(あした)は遅くなるゆえ

かぎりなくわれを愛(かな)しむ神がいて障害の子を授けたまいぬ

11月13日(土)

今週も短歌会あれば日曜を息子と過ごすことが出来ない

施設よりよろこび帰宅する息子そろそろデジタルテレビにするか

日曜は用事があれば土曜日の午後を息子のために空けよう

買物にビデオショップにドライブに息子と土曜は過ごさんとする

11月12日(金)

谷さんのお別れの会別れ言う犬塚さんも年をとりたり

12月1日にやるクラス会谷啓に似た台(うてな)に会える

全摘の手術もすでに5年前長生きをして笑らわしてくれ

突然に東京より来てクラス会出席せよと言いて帰りき

ご自宅に何度か泊めてもらいしが母上はいま施設におるか

11月11日(木)

過去は過去過去の責任問うなかれ菅さん前を向きて進まん

罪犯し罪を思わず隠すことそれがもっとも重き罪なり

「これからはぶどうで作りしもの飲まぬ」酒で苦痛をごまかさぬ謂(い)い?

(注)マルコ伝14主の晩餐25「…ぶどうの実から作ったものを飲むことは決してあるまい。」

分け入って分け入ってゆく青き山枯れぬ苦しみ持つか山頭火

(注)分け入つても分け入つても青き山(山頭火)

11月10日(水)

西空に鋭くとがり浮いている今日は二日の月なりという

葉はもはやすべて落ちたり紅梅が木枯しのなかもまれていたり

モアイ像横になりたる山並みが曇れる空を見て泣いている

革マルの分子が混じる民主党どうして治安が保てるだろう

革マルの分子が混じる民主党危機管理など出来るはずなし

11月9日(火)

葉が赤く染まりていたるハナミズキ花の咲くのは四月終りか

山頂の養護施設のいちょうたち黄葉をしてちり始めたり

アルミ缶高々積んで缶潰す作業所はまだ静まりている

施設にて缶潰しして二十五歳子の月給は千円なりと

五百円硬貨がなにより好きな子が自販機に行き釣を喜ぶ

(自販機でジュースを買うを覚えたる子は眠りおり硬貨にぎりて)

11月8日(月)

室内で温度十二度山々がやっと紅葉になってゆく伊豆

来週は沼津で短歌大会があれば出掛けて選評をする

信じたいことばの力信じたいあとはことばがことばを呼ばん

黄菊咲きつわぶきの花咲き始めわが家の庭が豊かになりぬ

柿の木は葉のみ繁りてさみしかり実のなき秋が過ぎ去らんとす

もみじ葉のごとく西空夕焼けて今日の終りを飾りてくれる

夕焼もいつか消えゆき黒雲が夜の帳(とばり)を下ろさんとする

11月6日(土)

また一個巣箱にたまごニワトリが今日は合計三個産みたり

山頭火お前は何だ何者だ何故にそんなに酒に溺れる

(山頭火作:「分け入つても分け入つても青い山」)

青い山それは枯れない塊だ心のなかの枯れぬかたまり

日系のアメリカ人が経た苦難橋田壽賀子の九九年の愛

成功の影に苦難の道があり苦しき今を喜びたまえ

11月5日(金)

ニワトリも休日がある良く晴れし今日はひさびさ卵を産まぬ

寒いネエさむいネエとわれと妻家がなんだか広く感じる

赦しましょう全てを水に流しましょう自分の罪がゆるさるるため

出来ること今日出来ることささいでもやるだけやって眠りとしよう

文化の日よく晴れわたり良き日なり作品展に今年も行かん

大の字がはみ出るほどに書かれてる一年生の書道作品

作品に歌友の名前が出ていたり水彩画なども描いていたんだ

11月3日(水)

みかん園なりしなごりは竹やぶのなかより黄色の実が見えきたり

つるの葉もはや黄の色に色づいて檜の枝に高く登れり

駅前のラーメン店はいそがしく息子汗出し働いている

仕事中訪ねたために一時間待ち昼休みに子と会話する

健康で無事に仕事し生活を支えることだ子に望むこと

11月2日(火)

黒鉄黐(もち)の実も赤く色づきわが庭に初冬の風が吹き始めたり

獣(けもの)らに通ずるならばコンクリに消える椎の実ありか教えん

芋畑の三分の二ほどイノシシに掘られ残りの収穫をする

職業の貴賎を言うにはあらねども「耳かき店」という職かなし

広大な領土を持ちて中国もロシアもいまだ餓えし獣か

ニッポンもまたアメリカも苦しいか同じ名をもつ民主党政権

11月1日(木)

台風をやり過ごしたる山々が吐息のごとく霧をおおえり

どんぐりのこまなど作り遊びしはいつごろのことか風道を行く

枇杷の木にはやくも蕾が付いている目立たぬ花を咲かせんがため

施設より帰りぐったりしている子日曜の昼をずっと寝ている

裏山の木々揺れおるは風のため猿がゆすりているにはあらず